こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
9月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線であるGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
週初めはFOMCが意識されていたせいか、平均値の小さな相場で推移しました。
しかし、値動きは小さいながらも徐々に上昇方向へ向かっており、円安ドル高が加速した形と言えるでしょう。
そしてFOMCでは0.75%の利上げが発表され、高値を更新しています。
市場予想通りの結果でしたが、ドル高が加速してしまいました。
その後、木曜には日銀が急速な円安ドル高を防ぐために為替介入を実施しています。すぐに5円ほどの急落を見せましたが、反発も早く最終的に143円台で終値を迎えています。
今週のポイント
今週は月末ということで、現在の価格帯で推移するのではないかと見ています。
急騰急落の後は一時的に平均値が下がる可能性が高いですが、今回の急落は日銀の介入によるものであることを忘れてはいけません。
投資家による売買ではないので、荒れる可能性もあり懸念となるでしょう。
基本的に上目線の継続と考えていますが、ファンダメンタル的要素も強くあるので、狙う際は慎重に見ていくほうが良いです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
こちらも、週初めは平均値の低い値動きで推移していました。
USDJPYのような上昇ではなく、投資家たちが様子見に入っていた形と言えるでしょう。
そして、木曜の為替介入によって大きく下落しています。
9月5日に付けた安値のラインが強く意識されており、急落後はその価格を更新することなく終値を迎えています。
今週のポイント
今週は、現在価格を下抜けしてくるかがカギになってきます。
138.7円あたりの価格が強く意識されているので、週初めからじわじわと下抜けしてくれば、その後の下落に期待が持てるでしょう。
直近相場で見るとユーロの売りはかなり強いですが、懸念すべきは円の動向です。
順調にユーロ売りが入っても、円がさらに売られるような事があれば反発もあり得るので注意してください。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
長い期間でのレンジが続いていましたが、平均値の大きなトレンドを形成しました。
それまで意識されていた安値を更新。その後、一時的に転換の予兆を見せましたが、上ヒゲを付けて反発しています。
下降トレンドが継続しており、ユーロ売りとドル買いが強く出た相場と言えるでしょう。
金曜日になっても調整相場になる事はなく、トレンドを作り続けたまま終値を迎えました。
今週のポイント
現在の安値ラインは約20年ぶりの水準となっています。
円安ドル高が話題になっていますが、ユーロ安も止まりません。
基本的には下落目線の継続と考えていますが、ユーロの売りが一時的に落ちつく可能性もあります。
ドル円やユーロ円のように為替介入で急落したわけでないので、安値圏でレンジを組んできておかしくはないでしょう。
まとめ
USD/JPY→基本的に上目線の継続、ファンダメンタル的要素が強いので注意
EUR/JPY→現在価格を下抜けするとさらなる下降トレンドの可能性
EUR/USD→安値圏でレンジを組む可能性
為替介入で円相場が大きく荒れています。
また、FOMCによる影響も大きく、テクニカル目線での分析は難しい相場が継続中です。
平均値が活発になってきたので、引き続き慎重に狙っていきましょう。