こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
9月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
前の週には日銀による為替介入もあり、一時的に円安ドル高は落ち着いていました。
しかし、週の始めにはドル買いが進み、再度上昇方向へ推移しています。
その後は目立った動きもなく、高値圏で停滞した相場です。
週末にかけてはドルでも円でも目立った売買が見られず、平均値の小さい相場になっています。
144.8あたりに高値ラインができて、更新することなくレンジで終わりを迎えました。
月末相場らしくなったと言えるでしょう。
今週のポイント
今週は月始めということで、金曜日には雇用統計が予定されています。
投資家の意識は週末にまで持ち越すことでしょう。
しかし、週の始めくらいから現在の高値(144.8円あたり)を上抜けしてくると、再度高値への挑戦もあり得ます。
その後、最高値の145.88円あたりまで上昇し、雇用統計の結果を待つという状況も可能性として充分あります。
目線では上目線が継続すると考えていますが、ファンダメンタル要素も強い相場になるので注意してください。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
為替介入を受けて大きく下落していましたが、反発をしてきました。
一時的に安値挑戦を見せる場面もありましたが、コマ足が複数出現したのち転換しています。
上記チャートで言う転換前のコマ足は、相場の転換点になりやすいです。
今回の上昇は円の売りではなく、ユーロ買いの力が働いた結果と言えるでしょう。
順調に上昇は続いていましたが、9月中旬に付けていた安値のラインが強く意識され、結果的に141円後半で終値を迎えました。
今週のポイント
今週は、週初めから現在の価格を上抜けしてくるかが重要になってきます。
現在の142円は強く意識されていますが、9月後半同様にユーロ買いが働くと円安との相関も合って大きな上昇が期待できるポイントです。
テクニカルで見ても上目線に切り替わっているので、週末までにじわじわとラインブレイクをしてくるかどうかがカギとなってくるでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/JPYと似たような値動きになっており、ユーロ単体での動きであったと言えるでしょう。
これまではドル買いの影響で大きく下落していましたが、安値の更新はせずに反発してきました。
その後は小さな波を付けて上昇しています。
しかし、上昇幅は限定的で、9月22日の安値ラインで停滞して終値を迎えています。
今週のポイント
今週は、米ドルでの動きが強くなると考えており、EUR/JPYとは違った値動きになるのではないかと考えています。
テクニカルでは上目線ですが、今週になって再度ドルの買い増しが起きる懸念もあるでしょう。
先週と同様にユーロ買いも進めば、現在の価格帯で停滞し、うまく上昇しない可能性が高いです。
方向性はドルに委ねられていると言っても過言ではないので、こちらも慎重に見ていく必要があります。
まとめ
USD/JPY→雇用統計を前に高値挑戦の可能性あり。現在価格を早い段階で上抜けするかが重要。
EUR/JPY→9月後半同様にユーロ買いが働くと円安との相関も合って大きな上昇が期待できるポイント。
EUR/USD→米ドル次第で方向性が定まっていない。
今週から10月がスタートしますが、ロシア・ウクライナ情勢や米経済動向など注目される変動リスクが多いです。
1つのニュースをきっかけに急な変動に巻き込まれる可能性も大いにあるので、引き続き慎重に取引をしていきましょう。