こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
10月2週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を分析しやすくするために、複合型異動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
先週から低い平均値でじわじわと上昇方向に推移していましたが、一気に高値を更新してきました。
更新後の上昇するスピードは早く、最終的に148円台後半で終値を迎えています。
前週の持ち合い相場にて投資家が様子見に入っていましたが、持ち合い後のブレイクの流れが一気に出たと言っても良いでしょう。ドル買い、円買いでの相関が揃った形での上昇であり、円安ドル高がさらに加速した状況です。
CPIやFOMC議事要旨といった指標も大きく影響しています。
今週のポイント
直近相場の傾向として、2週連続で強いトレンドが続くことは少なくなっています。
そのため、今週はレンジ気味に推移するのではないかと見ています。
月末に近づくに連れて平均値もどんどん小さくなってくるので、流動性の低下にも注意しなくてはいけません。
上昇幅がかなり大きいので、一旦調整局面に入るとの見方もできます。
基本的に今週は大きな上昇はないのではないかと考えていますが、ファンダメンタルズの要因でさらなる急騰もあり得るので注意です。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
前週で緩やかな下落をしていましたが、転換をした相場になりました。
安値方向にお皿のような円を描くソーサーボトムが出現しています。
ソーサーボトムの後は、強い上昇になりやすい傾向にありますが、今回のEUR/JPYでも大きく上昇を決める形となりました。
円売りの影響も強く出ています。
そのまま最高値を更新して、最終的には144台で終値を迎えています。
今週のポイント
ユーロの動向にもよりますが、今週は上昇の力が薄れるのではないかと見ています。
現在の高値圏付近でレンジ、または徐々に下落するといった予想です。
円安の力がさらに加速すれば、再度高値を更新してきてもおかしくないですが、相関を見る限りユーロの買いは減速すると考えています。
前回の高値である144円台を下回るかが重要となりますが、反発するようであればレンジ内の安値として機能してきそうです。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
前週は高値から大きく下落してきましたが、その後レンジを組む形となりました。
一時的に下落方向に強く動きましたが、下ヒゲを付けた反発で安値更新失敗に終わっています。
レンジ幅は週末にかけて徐々に大きくなっていますが、明確なトレンドは出ていません。
ユーロ買いとドル買いで、両方が同じ売買方向に進んだことで、上下の激しいレンジになっています。
今週のポイント
3つの通貨ペアの中でも、もっともトレンドのチャンスがあるのはこのEUR/USDではないかと見ています。相場の方向性を見るのは難しいですが、基本的には下目線で推移するのではないかと考えています。
現在価格から徐々に下落をし始めて、下ヒゲを付けた安値の価格である0.96311あたりを更新してくるとチャンスとなるでしょう。
最安値の価格帯である0.953あたりまで挑戦する可能性は充分にあると見ています。
まとめ
USD/JPY→トレンド後の一服で大きな上昇は期待できない。
EUR/JPY→高値圏でレンジを組む可能性。ユーロ次第では小さな下落もあり得る。
EUR/USD→下目線に切り替わる可能性。直近安値の0.96311を超えればチャンス。
ドル高の影響で難しい相場が続いている状況です。
指標の影響も強く出るようになっており、テクニカル目線での分析が効きにくくなっているので、引き続き慎重に見ていきましょう。