こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
11月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
前回は強いドル売りと円買いにより大きく下落していましたが、今回は極端に平均値の低い相場で推移しました。
11月15日(火)には一時的に安値を更新しましたが、明確なトレンドが出るわけではなくすぐに反発をしています。
138~140円台でレンジを形成して、そのまま終値を迎えました。
前の週に大きな値動きになったことや、今週には感謝際があるということもあり、ポジションを持つ動きが少なくなったことが要因と言えるでしょう。
週末に向けても、調整相場になる事はなく、レンジ内で推移して終わっています。
今週のポイント
現在のレンジは、下落過程の休憩となっている可能性があります。持ち合い相場が形成されているので、大きなブレイクのチャンスはあると考えていいでしょう。
下落目線がまだ終わっていないので、直近の安値ラインを更新したら、再度下落に転じるのではないかと見ています。
137円台後半の価格を徐々に下抜けしてくればチャンスと言えるでしょう。
しかし、上昇の可能性がないわけではないので、140円台後半を上抜けした際の一時的な転換にも警戒すべき相場です。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
USD/JPY同様に、明確なトレンドが出る相場ではありませんでした。
ユーロの買いが若干目立ったということもあり、小さく上昇方向に推移した相場です。
安値のラインは常に切りあがっていたことから、ロング勢力の力が上回っていたと言えるでしょう。
しかし、145円台半ばの高値ラインは強く意識されており、更新されることはありませんでした。
トレンドは形成せずに、144円台後半で終値を迎えています。
今週のポイント
高値で強く押し戻されている点を考えると、このまま転換する可能性が考えられます。
高値挑戦が約3回失敗しているので、ロング勢力の決済が入ってもおかしくはないでしょう。
直近の安値ラインである144円半ばを下抜けしてくれば、下落のチャンスとなります。
しかし、週明けすぐの動向には注意です。
週初めに高値挑戦と更新をしてくれば、そのまま上昇に転じる可能性もあります。
動きの少なかった円での動向が重要となってくるので、相関に注意して分析をしていきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
前回はドル買いの影響で大きく上昇をしていましたが、平均値の小さいレンジを形成してきました。
特に目立ったトレンドは出ていません。
一時的に高値を更新する場面もありましたが、一時的なドル売りの影響であり、すぐに反発をしています。
週末にかけては、平均値が徐々に低くなった影響で持ち合い相場を形成しました。
ドルだけでなく、ユーロの売買も少なかったです。
今週のポイント
持ち合い相場の形成となったので、大きなブレイクの前兆であると考えられます。
しばらく、ユーロで大きな変動がなかったので、相場の方向性はユーロで決まるのではないかと考えていいでしょう。
現状、ドル高が収まっているため、このままユーロの買いが継続すれば大きく上昇してくると考えられます。
現在は安値ラインに近い位置で推移しているので、週明けの動向が重要となってくるでしょう。
まとめ
USD/JPY→137円台後半の価格を徐々に下抜けしてくればチャンス、週明けの動向次第では一時的な上昇の可能性もあり
EUR/JPY→直近の安値ラインである144円半ばを下抜けしてくれば、下落のチャンス
EUR/USD→相場の方向性はユーロで決まる可能性が高い、現在は上昇過程のレンジで再度高値更新の見込みあり
極端に動きのない相場になったので、投資家が様子見に入っている可能性があります。
徐々に月末に突入していきますが、このまま11月後半まで小さい値動きで推移するのは考えにくいです。
今週からまた大きな変動が発生する可能性は高いので、引き続き慎重に分析していきましょう。