こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
3月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
前の週まで円買いドル売りによる下落が続いていましたが、反発を見せてきました。
これまでの下落がクレディスイスやシリコンバレー銀行などの問題が懸念となりリスクオフ相場を形成した形でしたが、月末になって市場が落ちついてきたと言えるでしょう。
米ドルの買いはそれほど見られませんでしたが、円の買いが落ちついて上昇した形です。週末には一時高値を更新する場面も見られましたが、結果更新してすぐのポイントで停滞しました。
今週のポイント
月末相場で大人しい値動きとなったので、今週から大きく動いてくると考えられます。
基本的には上昇方向への力が強いと見ていいでしょう。
現在の直近高値である133.6あたりを更新してくればチャンスです。
ただし、今週は金曜日に雇用統計があるので、週末まで同じような小さい値動きで推移する可能性があります。
流動性の低下によるスプレッド拡大も懸念ですが、高値を更新してもすぐにはトレンドが発生しない可能性もあるので注意してください。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週を通して強い上昇となりました。
前述した円売りの影響も強く出ていますが、ユーロの買いも多くなったことが要因です。
3月はリスクオフ相場によりユーロでも一時売りの強い相場になっていましたが、3月最終週になって転換を見せてきました。
3月15日に付けた高値を一時的に更新しています。
しかし、高値更新後の伸びは少なく、金曜日の調整相場で反発をして終値を迎えました。
今週のポイント
今週も継続して上昇方向の強い相場になるのではないかと見ています。
週初めから徐々に高値への挑戦をして、145.6あたりの高値を更新してくればチャンスとなるでしょう。
円の動向次第では前週と同様の強い上昇トレンドが形成される可能性があります。
ただし、週末の金曜日は聖金曜日という祝日でヨーロッパ各国で休みとなるので、木曜日までの勝負と捉えてください。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
小さく上昇を見せており、ユーロ買いの強さが目立ちました。
米ドルの変動が邪魔をしたこともあって、EUR/JPYほどの上昇幅ではありません。
週末にかけては高値ラインへの挑戦を見せましたが、結果2回の挑戦が失敗に終わり反発を見せています。週末の調整相場も相まって、結果高値圏で停滞する形となりました。
今週のポイント
リスクオフ相場の終わりもあって、週初めから上昇に転じるのではないかと見ています。
直近の高値を更新する可能性も充分考えられそうです。
しかし、雇用統計の影響から米ドルでの変動に期待ができないので、ユーロ単体での値動きに期待するしかありません。
そのため、極端に大きな上昇ではない可能性も考えられます。
高値更新後すぐに停滞してしまう懸念もあるので、慎重に見ていく通貨であると言えるでしょう。
まとめ
USD/JPY→基本的には上昇方向への力が強い、しかし雇用統計の影響で週末まで小さな動きで推移する可能性あり
EUR/JPY→前週と同様の強い上昇トレンド形成に期待、金曜はヨーロッパ全土での祝日となるので注意
EUR/USD→ユーロ単体での上昇が見込めるが、高値更新後にすぐ停滞する可能性あり
3月はリスクオフ相場が続きましたが、最終週で転換してきました。
4月に入って相場状況もガラリと変わる可能性があるので、雇用統計までは特に慎重な取引を心がけていきましょう。