FOMCまでは相場観不明?【4月24日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

4月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱が把握できるように複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

週初めにはドルの強い買いにより上昇を見せました。

平均値自体は小さかったですが、段階的に価格を上昇させた形です。

19日には高値を更新して135円前半まで価格を伸ばしました。

しかし、価格更新後は明確なトレンドが出ずにすぐ反発を見せています。

その後高値圏で停滞していますが、トレンドの前兆となるだましが発生したと考えていいでしょう。

結果的に高値圏で停滞し、134円前半の価格まで戻して終値を迎えています。

 

今週のポイント

平均値値自体は下がっており、高値圏でレンジを組んでいる状態です。

円売りとドル買いの継続が見込まれることから、まだ上目線での相場が続くと考えていいでしょう。

現在の動きは上昇過程での保ち合い相場であると予想できます。

週初めから徐々に上昇して135円前半の価格を更新してくればチャンスです。

ただし、月末ということで平均値が更に低下し、現在価格でレンジが継続してもおかしくはありません。

大きな値幅は見込めない相場と言えるでしょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

リスクオンの流れで大きな上昇が続いていましたが、今回の相場では高値圏で停滞する形になりました。

小さい平均値で推移して、週初めには数回の高値挑戦を見せています。

しかし、1度も更新することはなく徐々に上昇の力が弱まってしまいました。

結果、売り圧力の増加により週末にかけて大きく下落しています。

金曜日には調整相場となり反発を見せ、週初めの始値付近で終値をつける形になりました。

 

今週のポイント

EUR/JPYも上目線の相場が継続するのではないかと考えています。

まだ明確なトレンド転換になる可能性は低いと言えるでしょう。

円では依然として売りが強くなる可能性があるので、今週の高値更新もあり得るポイントです。

しかし、こちらもUSD/JPY同様に月末相場らしく現在価格で停滞して大きな値動きにならない可能性もあるので注意してください。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/USDでは前週で上昇下落を繰り返す大きな価格変動を見せていましたが、今回の相場では平均値が下がっています。

週を通してレンジを組んでおり、明確なトレンドは出ていません。

1.099あたりの価格が強く意識されており、上下に反発をしながら推移しました。

安値は切り上がりを見せていますが、上昇の力は弱く徐々に三角保ち合いの相場を形成しています。

 

今週のポイント

EUR/USDは他通貨の中でもブレイクが発生する可能性が高いと見ています。

三角保ち合い相場はトレンドの前兆となることから、週明けになって急激に変動が起きてもおかしくはないでしょう。

目線としては下落方向の力が強まると考えていますが、相場の方向性は明確でありません。

ユーロ単体の動き次第では上昇方向に向かっていく可能性も考えられるので、ブレイクしたことを確認してからトレンド方向に乗ったエントリーを意識していくと良いでしょう。

 

まとめ

USD/JPY→週初めから徐々に上昇して135円前半の価格を更新してくれば上昇のチャンス

EUR/JPY→基本的に上目線であるが月末相場らしく現在価格付近で停滞する可能性あり

EUR/USD→週明けから急なブレイクの可能性あり、基本的には下目線

 

指標が少なかったこともあり、各通貨で平均値の低い相場になりました。

停滞後は大きく動くのが為替相場の傾向ですが、今週は月末ということで予測がしにくいです。

流動性の低下や急変動には充分注意して取引をしていきましょう。

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