こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
4月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
週初めは円買いやドルの売りが若干見られました。
その結果、平均値自体は少ないですが小さく下落する相場を形成しています。
しかし、26日に安値をつけて以降、徐々に安値を切り上げをしていきました。
下ヒゲを付けて反発をしており、売り勢力の力が弱くなっていたと考えていいでしょう。
金曜日には日銀植田新総裁の会見と政策金利がありましたが、引き続き金融緩和を行う方針が示され急騰しました。
134円から136円までの高騰を見せていますが、ハト派姿勢が円の売りに繋がったと考えていいでしょう。
結果高値圏で終値を迎えています。
今週のポイント
今週は日本でGW期間に入りますが、月初ということで大きな値動きになる可能性があります。
しかし、先週に大きな動きとなったことから、週始めの変動には期待ができません。
基本的には上目線ですが、高値圏でレンジを組んでくると考えていいでしょう。
一時的に136円を更新してくる可能性もありますが、そこまで大きなトレンドにはならないと考えます。
また、今週は金曜日に雇用統計が予定されているので、週末まで持ち合い相場になる可能性もあります。
流動性の低下でスプレッドが拡大する可能性もあるので注意してください。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
高値圏で低い平均値で推移していたEUR/JPYですが、レンジ幅が大きくなって推移してきました。円の売買も若干見られましたが、ユーロ単体での動きも大きく影響していると言えるでしょう。
しかし、レンジを組むだけで明確なトレンドは出ませんでした。
その後週末に向けては持ち合い相場が続きます。
そして金曜日を迎え、円安が加速して急騰を見せました。
前述した日銀の姿勢が影響をしており、大きく高値更新を見せています。
高値で終値を迎え、結果150円前半で推移しました。
今週のポイント
USD/JPY同様で基本的には上目線での相場が続くと見ています。
金利差の拡大からしばらく円安水準が続くと考えていいでしょう。
しかし、短期的には現在の価格帯でレンジを組んでくるのではないかと考えています。
148.60あたりに前回高値があるので、そこを安値にしたレンジを組む可能性があるでしょう。
急騰後なので、週末の雇用統計まで大きな変動が見込めません。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/USDはクロス円通貨と違いそこまで大きな変動がありませんでした。
平均値自体は高いですが、幅の大きいレンジを組んでおり明確なトレンドは出ていません。
一時的には高安値に挑戦することもありましたが、少し価格を更新した後に反発をしました。
月末相場らしく指値が多く入っていた相場と言えるでしょう。
結果、レンジ内で終値を迎え、高値圏で停滞する形になりました。
今週のポイント
レンジ期間が長くなっていますが、こちらもまだ週始めはレンジ内での停滞が続くと考えています。
週始めは現在の価格帯でレンジを組んでくる可能性があると見ていいでしょう。
基本的には上目線なので、ユーロ単体での動きが見られれば高値更新もあり得ますがそこまで大きな更新にはならないと考えます。
また、米ドルが動くとすれば雇用統計の影響によるものと予想できるので、週末までの停滞に警戒して慎重に見ていきましょう。
まとめ
USD/JPY→基本的には上目線だが、高値圏でレンジを組んでくると予想
EUR/JPY→148.60を安値の起点としたレンジ形成の可能性
EUR/USD→ユーロ単体で高値更新があり得るが、大きなトレンドになる可能性は低い
基本的には雇用統計待ちの相場が続くと考えられますが、ファンダの要因で急変動が起きる場合もあるので、既にポジションを持っている方やこれからエントリ-する方は充分に注意してください。