こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
6月1週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示しています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
5月前半から長期的な上昇トレンドが続いていましたが、停滞する相場になりました。
高値圏でそこまで大きな変動はなく推移しています。
若干の高安値切り下がり相場になっており、下落の水準となった模様です。
週を通してドルの売り圧力が強まった事が要因と言えるでしょう。
円での変動はそこまで見られていません。
しかし、週末の雇用統計では反発を見せています。
138円半ばに意識される価格帯があり、起点となって転換せず上昇を決めた形です。
しかし極端に大きな上昇ではなく、結果140円手前で終値を迎えています。
今週のポイント
今週のUSD/JPY相場は、上昇目線が継続するのではないかと見ています。
先週は月末や雇用統計の影響で平均値が下がったため、今週は週初めから大きく動くと考えていいでしょう。
週明けから徐々に上昇を決めてくれば、高値である141円台の突入も見込めるでしょう。
しかし、仮に更新をしてきても、週を通して大きく伸びるかは予想できないので、長期で狙った方が良さそうです。
1日単位のデイトレであればすぐに反発をしてくる可能性もあるので注意してください。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
EUR/JPYもUSD/JPY同様に週の始めは下落が強い相場となりました。
円での売りも若干見られましたが、それ以上にユーロの売りがあったと考えていいでしょう。長期的に続いていた上昇トレンドも一時的に転換した相場です。
5月31日にはEUの消費者物価指数発表の影響もあり、一時的に直近安値を更新します。
しかし更新はダマシですぐに反発をEUR/JPY見せ、149円後半で終値を迎えています。
今週のポイント
EUR/JPYはUSD/JPY同様に長期的な目線で見ると上昇目線であると考えています。
週初めから上昇をしてくれば、高値挑戦or更新もあり得るでしょう。
ただし、ユーロの買い圧力が弱まっている点は懸念です。
円売りによる後押しがあっても、このままユーロに買いが入らなければ現在価格付近で停滞する可能性も否めません。
狙うとしても高値更新してからではなく、現在のレンジ内での上昇を狙うと良いでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
長期的に下降トレンドが形成されていましたが、週始めは大きな動きがありませんでした。
ユーロでは木曜の消費者物価指数、米ドルでは金曜の雇用統計が強く意識されたことから、投資家たちも様子見に入っていたと言えるでしょう。
木曜の消費者物価指数は前述した通り、ユーロの強い売りによって下落しました。
直近の安値ラインも更新しますが、こちらもダマシとなり反発を見せます。
その後は大きく上昇してきますが、結果週末の雇用統計でドルの買いが強まり下落をしたところでそのまま終値を向かえました。
今週のポイント
EUR/USDは一時的に転換のような相場となっていますが、まだ安値更新の可能性は充分にあるでしょう。
1.063あたりが強く意識される可能性が高く、挑戦をしてくれば更新の可能性ありです。
ユーロの売買動向も重要になりますが、大きく動いたあとの相場であるため、現在価格でレンジ気味に推移してきてもおかしくありません。
平均値の低い相場で推移した場合は見送り、週初めから積極的に安値方向へ向かうようであれば下降方面と判断できる相場になりそうです。
まとめ
USD/JPY→明けから徐々に上昇を決めてくれば、高値である141円台の突入も見込める
EUR/JPY→長期的な上昇目線、ユーロ次第では停滞の可能性もあり
EUR/USD→下目線だが平均値の低い相場になる可能性もあり
6月のスタートとなりましたが、極端な変動はなく推移しています。
今週あたりから投資家の売買も活発になり、急な変動を見せる可能性もあるので、警戒して取引をしていきましょう。