こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
8月1週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
前の週に安値を付けて大きく上昇していましたが、週初めも強い上昇となりました。
ただし高値圏で停滞する形となっており、明確なトレンドは発生していません。
8月の3日には一時的な高値更新を見せる場面もありましたが、上ヒゲを付けてすぐに反発してしまいました。
結果、週末の雇用統計の結果を受けて米ドル売りの加速により下落しますが、前回の高値が強く意識されて141円台後半で終値を迎えています。
今週のポイント
雇用統計で米ドルの売りが見られたことで、再度下目線での推移も考えられる状況となりました。
週始めから現在価格である141円後半を下回ってくると、強い下落のチャンスと捉えることができるでしょう。
警戒すべきは8月10日木曜の米CPI発表です。
CPIの結果次第で米ドルの活発な変動が予想されますが、それまで下落していたとしても反発の可能性も充分あるでしょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
こちらも目立ったトレンドがでるわけではなく、高値圏での停滞が続く相場になりました。
週初めは円売りの影響でじわじわと上昇を決めますが、高値に挑戦しただけで手前での反発となっています。
その後は徐々に安値を切り下げていきますが、安値の更新には至っていません。
結果、156円前半で終値を迎える形となっており、全体を通して平均値の低い相場になりました。
今週のポイント
安値切り下がりから停滞していることから、EUR/JPYもまた下目線の相場になるのでは
ないかと考えています。
高値への力が徐々に弱くなっていると考えられるでしょう。
直近安値が意識される可能性が高く、155.5円の価格を大きく下抜けしてくれば売りが集中するチャンスです。
長い持ち合い相場の後はトレンド発生の前兆になりやすいですが、EUR/JPYは特に大きなブレイクのチャンスがあると考えていいでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/USDは前週に引き続き序盤は下落の強い相場になりました。
ドルでの買いが集中したことで、安値を切り下げながら下落した形です。
週末が近づくと徐々に平均値は停滞していますが、雇用統計が強く意識されていたと考えていいでしょう。
雇用統計はドル売りによる急騰を見せますが、上昇幅はそれほど大きくはなく、前回の高値ラインで反発しています。
今週のポイント
長く続いていた下降トレンドですが、雇用統計の影響で転換気味に推移しています。
今週はこの流れで上昇方向に向かう可能性も充分あるでしょう。
1.104あたりが強く意識されているラインとなるので、上抜けしてくれば上昇のチャンスです。
今週は目立ったユーロ指標がないので、木曜日の米CPIに警戒した上でポジションを保有しておくと良いでしょう。
まとめ
USD/JPY→再度下目線での推移も考えられる。141円台を下回ってくればチャンス。
EUR/JPY→高値への力が徐々に弱くなっている下目線相場、155.5円台を下抜けすれば売りが集中する可能性あり。
EUR/USD→下降トレンドからの転換。1.104あたりが強く意識されているラインとなるので、上抜けしてくれば上昇のチャンス。
8月のスタートでしたが、各通貨で特に大きな動きは見られませんでした。
持ち合い相場が形成されているので今週からがチャンスになるでしょう。
急な変動もあり得るので、資金管理に充分注意して取引を続けてみてください。