こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
8月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線であるGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
週初めは停滞した相場でしたが、週の真ん中で一時的に大きく動きました。
ドルの買いが一瞬だけ強くなり、年初来高値の更新を見せています。
その後は高値へ挑戦することなく、徐々に高値を切り下げて下落しました。
雇用統計前でも比較的大きな平均値で推移していたと言えるでしょう。
肝心の雇用統計では、一時大きく下落を見せますが、すぐに下ヒゲを付けて反発しました。
結果、146円台の高値水準で終値を迎えています。
今週のポイント
雇用統計で転換には至らなかったので、今週はまだ上目線での相場が続くと見ています。
現在価格である146円前半を徐々に更新してくればチャンスとなるでしょう。
ただし、先週付けた高値である147.3円あたりを更新する可能性はあまりないと言えます。
先週が雇用統計の影響で大きく動いたことで、平均値自体はそれほど活発にはならないと考えていいでしょう。
今週は大きな米指標がそこまでないので、円での動向に注意が必要です。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
前の週より徐々に上昇を見せていましたが、今回の相場でも週始めから上昇水準でした。
8月22日に付けた高値を更新して、159円台後半まで上昇しています。
しかし、160円台が強く意識されていたのか、高値更新後は上昇トレンドとはならずすぐに反発をしてきました。
ユーロの売りが強くなるリスクオフ相場の影響です。
結果、週末まで下落は止まらず、直近の安値付近まで価格を落とすことになりました。
今週のポイント
EUR/JPYに関しては、このまま下落することも考えられます。
円での売買がそこまで見られないことが条件ですが、ユーロの売りが基軸となれば安値更新もあり得るでしょう。
156円後半に安値があるので、このラインまで挑戦して徐々に下抜けしてくればチャンスです。
ただし、今回の高値更新のように、ラインを抜けたあとは反発をするダマシになる可能性もあるので注意してください。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
下目線での相場が続いていましたが、今回の相場では徐々に転換の予兆を見せました。
週の始めはユーロの買いが強かったため、大きく上昇した形です。
22日の高値を更新する場面もありましたが、その後はユーロの売りが強く影響しました。
週末にかけてリスクオフ相場になったことで大きく下落し、相場転換の失敗となったと言えるでしょう。
今週のポイント
今週のEUR/USDは引き続き下目線になると考えています。ユーロの売りが
強い点やドルでの買い材料が残っていることを考えると、大きな下落に繋がってもおかしくありません。
1.076あたりを更新してくればチャンスとなるでしょう。
米ドル次第では急落になる可能性もあるので、瞬時の相場変動に注意しておくことも重要です。
まとめ
USD/JPY→146円前半を徐々に更新してくれば上昇のチャンス、平均値の低さに警戒
EUR/JPY→ユーロの売りが基軸となれば安値更新もあり得る
EUR/USD→下目線の継続、1.076あたりを更新してくればチャンス
資金管理やレバレッジコントロールを意識して取引しましょう。