こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
9月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
平均値自体はそれほど大きくありませんでしたが、週初めから上昇方向に推移してきました。
波を付けながらの上昇で一時的な反発は見せるも、週を通してドルの買いが強かった相場であると言えるでしょう。
結果、直近の高値である147円後半まで大きく価格を伸ばしました。
高値ラインが強く意識されているせいか、明確な更新には至っていませんが、金曜日になっても反発はすることなく、高値での停滞で終値を迎えています。
今週のポイント
今週は、まだ上昇目線での相場が続くのではないかと見ています。
直近の高値は2023年の最高値ラインでありますが、まだ年後半にかけてドルの買いが増していく可能性がありそうです。
ただし、水曜のFOMCには注意してください。
今回のFOMCでは5.25%〜5.50%の金利据え置き予想となっており、利上げの高止まり懸念になればドル売りに転換する可能性も充分にあるでしょう。
相場の方向は上ですが、狙うとすればFOMCの発表後が良さそうです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
レンジ気味に推移していたEUR/JPY相場でしたが、ユーロの変動により大きく動く週でした。
週初めすぐには前回の流れで大きく下落しますが、安値を付けて反発を見せます。
週半ごろまで上昇し、前回レンジの高値で反発した形です。
週末にかけてはECB政策金利による金利高止まりの懸念などから、ユーロの売りが加速しました。
結果、週初めに付けた安値まで大きく下落しますが、更新はしていません。
週末の調整相場となって反発をし、結果157円半ばで終値を迎えました。
今週のポイント
先週の相場では、安値に2回の挑戦をして戻される形になっています。
買い勢力の力が強いことがチャートから読み取れることから、今後は上昇方向に向かってもおかしくないでしょう。
直近の高値ラインである158円半ばまでまずは上昇する可能性も考えられます。
その後、ラインを更新してくれば再度上昇するチャンスです。
ただし、ユーロ単体での動きが不安定になっているので、慎重に分析をしていきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
安値で停滞し平均値が下がっていたEUR/USDですが、ユーロでの動きで大きく動いてきました。
ECBでは金利を引き上げと市場予想に反する方針を掲げましたが、ECBの姿勢が思った以上にハト派的スタンスであったことから大きく下落した形です。
直近の意識されていた安値を大きく更新しました。
その後は週末にかけて反発を見せますが、結果前回の安値が高値に切り替わり反発をして終値を迎えています。
今週のポイント
今週のEUR/USDは、まだ下目線での相場が続くと予想します。
レジサポの転換点では上ヒゲを付けて反発していることから、まだ売り勢力の力が強いと感じられます。
1.06316あたりのラインが強く意識されているので、更新してきたら時間をかけて下降トレンドの継続となるでしょう。
ただし、こちらもFOMCによる予期せぬ変動には警戒してください。
まとめ
USD/JPY→上目線継続、FOMCに注意
EUR/JPY→直近の高値ラインである158円半ばまでまずは上昇する可能性
EUR/USD→直近安値更新で下降トレンド継続の可能性、FOMCに注意
先週はユーロやポンドなどで活発に動きましたが、今週は指標の影響で米ドルの変動に警戒です。USD/JPYでは最高値更新もあり得るので、引き続き慎重に取引をしていきましょう。