こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
9月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
9月に入ってから上昇の強い相場でしたが、今回も高値更新を見せています。
直近の高値ラインである148円台を更新して、大きく上昇してきました。
上昇は週の始めから見られていますが、円の売りというよりもドルでの買いが進行した形と言えるでしょう。
他の通貨と比較しても相対的にドル買いが進んでいる事がわかります。
週末には一時的に下落しましたが、結果すぐに反発をして年初以来の高値で終値を迎えました。
今週のポイント
今週は、基本的に上目線の継続になると考えています。
ただし、週末には雇用統計もあるので、相場変動や転換には注意したいポイントです。
また、市場では為替介入の可能性を示唆する声が増えてきています。
去年はドル高円安による日銀の為替介入が活発になりましたが、今回もハイペースで上昇していることから、可能性も充分あるでしょう。
市場に警戒感が強まっている事から、週末の雇用統計まで停滞する可能性も考えられます。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週初めには大きく下落しましたが、安値ですぐに反発を見せています。
前回安値に指値が貯まっていたと考えていいでしょう。
また、下落に関しては円の買いではなくユーロの売りが強く見られたことが要因です。
安値を付けたあとは、すぐに上昇を決めて週初めの始値付近まで価格を戻しました。
こちらも円ではなくユーロに買い勢力の力が増したことが要因です。
週末の終値まで上昇を決めています。
今週のポイント
EUR/JPYでは目立ったトレンドが出ていませんが、決して平均値が低いというわけではありません。
売買自体は大きくされているので、持ち合い相場とは呼べないでしょう。
ただし、相場の方向性が決まっていない点や、円での為替介入警戒から市場が落ちつく可能性もあります。
今週のユーロ指標はPMIくらいしかないですが、円での動向や雇用統計の警戒感から投資家達が様子見に入ってもおかしくありません。
相場が動き出すまでは慎重に見ていきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
週始めから大きく動き、ドル買いによって大幅に下落をしました。
長期的な下降トレンドの継続となっています。
しかし、週の半ばには二番底を形成し、転換を見せている相場です。
週末にかけてはドルの勢いが弱まり、ユーロの買いが強くなりました。
大きく転換を見せますが、結果前回の安値が起点となり反発したところで終値を迎えています。
今週のポイント
EUR/USDではユーロ次第で転換の可能性も見えてきました。
1.061あたりのラインを上抜けしてくれば、買い勢力の勢いがつく可能性もあるでしょう。
しかし、あくまでも想定は相場がリスクオンになった場合です。
ドルの買い材料は揃っているので、雇用統計までに再度安値へ挑戦する可能性も充分あります。
まとめ
USD/JPY→基本的に上目線の継続、雇用統計が意識され停滞の可能性もあり。
EUR/JPY→相場の方向性が決まっておらず、停滞した相場が続きそう。
EUR/USD→直近高値更新で転換の可能性あり。
9月も終わりましたが、ここにきて米ドル起点の相場になっています。
為替介入の意識や雇用統計による急変動も予想されるので、引き続き警戒して取引をしていきましょう。