こんにちは、編集Sです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析の相場の週間レポートを担当させていただきます。
本日は先週の米国債の入札状況と金利の上昇について、他スエズ運河の座礁事故、欧州ロックダウンによるユーロ安についてまとめました。
米国債の入札状況と金利の上昇
先週は米国債(10年)の金利上昇がとても気にされていた1週間でした。
ちょうどこの上の図が国債のチャートです。
3月22日から26日までは国債の金利が1,75%の高値を付けその後下落しています。
(※上図は2021/3/31時点のもの)
2年債や5年債の入札は順調だった為、金利も1%未満ですが
7年債、10年債は不人気でなかなか購入されず金利が上昇し続けています。
米国債って何?という方はこちらの記事をご確認くださいね。
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先週の振り返りと今週の動向予想
先週の同時期、米国株のチャートが上図です。
矢印を書いているところが3月20日〜23日になります。
同時期には株価が上昇していますので、株は上昇=一時的なリスクオンの相場状況でした。
ただし23日以降は上図を見ての通り、若干右下に伸びる帯の中にあります。
(このような状態をレンジ相場と呼びます)
景気敏感株(シクリカル銘柄:鉄鋼や自動車メーカーなど)
が売られたり買われたりしながら欧州ロックダウンの影響などを受け緩やかに下落していきました。
今週からはV字回復してリスクオン方向へ向かっているようです。
スエズ運河の座礁事故、欧州ロックダウンによるユーロ安について
欧州では先週23日にはドイツのロックダウンが延長になりました。
24日にスエズ運河の座礁事故もあり、ユーロ圏は大きな打撃を受けたように思います。
その影響もあってかユーロはとても弱くなり、しばらく下落基調。
欧州のロックダウンは日本の緊急事態宣言よりも遥かに厳しい状況のようです。さらには現在ドルが強い(ドルを手元に持つ人も増えている為)のでユーロドルは下落トレンドになっています。
ツール運用中の方は慎重な対応を
先週はツールが好調に稼いでくれていましたが、一転ユーロドルで取引しているツールはこのトレンドの影響を大きく受けてしまっているように思います。
現在約20万で運用中のツールは-25%です。
あまりここまでマイナスになることも少なかったツールでも
この下落は厳しい状況です。
逆張りツールを運用している方は慎重な対応をしていきましょう。