こんにちは、ビジョナリーインベスターズの編集Sです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析の相場の週間レポートを担当させていただきます。
3月最終週の相場振り返りと、今週の展望を解説していきます。
分析に用いるのは、移動平均線の集合体であるGMMAです。
早速見て行きましょう。
USD/JPY
今週のドル円相場です。
週初めには上昇が強く、110台にまで突入する結果となりました。
現在は高値圏でレンジを作っていますが、週末金曜日にはイースター休暇の影響で、市場参加者が極端に減り平均値が小さくなった状況です。
今週のポイント
週明け月曜日までイースター休暇のため、大きな動きにはならないと見ています。
動くとすれば火曜日あたりからでしょう。
レンジ期間が長くなっているのと、今年に入って長い上昇を付けた事から転換となってもおかしくはないです。
とはいっても相場方向は見にくい状況であるため、一旦様子見が賢明であると考えます。
日本時間の7日深夜3時にはFOMCの議事要旨があるので、その動向次第で方向性が決まるかもしれません。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
長期的に下落が続いていますが、完全に米ドルの影響を受けている相場ですね。
先週は2番底からの上昇もあり得ると思っていましたが、米ドル買いによって綺麗にブレイクしていきました。
ユーロの買いがあったためそれほど大きな下落には繋がらず、若干ではありますが上昇方向に向かっている相場です。
今週のポイント
今週は徐々に上昇傾向に向かうと考えています。
GMMAの赤の束(長期線)が上昇方向にシフトしているのを見ると、下値を決めて転換したのではないかと予想できます。
1.17857の付近まで再挑戦して、ブレイクしてくると強く買いが入りやすいポイントです。
とはいっても、先週に引き続き米ドルの動向次第になるので、さらに米ドル買いが進行すれば下落も充分考えられます。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
円売りの影響も強く出ていますが、ポンド買いの力が強かった事もあり、上昇トレンドが形成された週でした。
ファンダの影響もあり、新型コロナのワクチン普及や感染者の減少もポンド買いの要因と考えられています。
今週のポイント
今週はトレンドの継続になるのではないかと見ています。
GMMAは短期線の方が細かい動き、長期線は鈍い動きになる習性がありますが、長期線の束(赤)に対して、短期線(青)が何度も反発している事が分かりますね。
これは強い買いシグナルとなり、GMMA分析のトレンド継続パタ-ンと捉えられます。
更なる高値挑戦となりそうですが、円安水準となった今では円に買いが入る可能性も大いにあるので警戒は必須です。
まとめ
- USD/JPY→方向性掴めず、7日のFOMCをきっかけで方向が決まる可能性
- EUR/USD→上目線への転換、ドルの相関次第
- GBP/JPY→強いトレンドの継続
週明け月曜までイースターによる休暇となるので、火曜日からの急変動には注意したい相場です。
月初めということで、重要指標が多いことから平均値の高さには期待できます。
今年に入ってからUSD/JPYの上昇による影響が各通貨で強くなっているので、引き続き警戒していきましょう。