こんにちは、ビジョナリーインベスターズ トレーダーのベアです。
と、いいながら、
現在、「休むも相場」期間に突入しており、
最後にトレードをしてから、お休み期間が20日を超えました。
相場ってメリハリが大事で、常に、血眼になって
眺めるよりは、チャンスの時期は
寝る時間も惜しんでチャートにはりつく。
それが終わればしっかりと相場から離れて、
気力と体力を養わなければいけません。
本当に「休むも相場」は重要な相場格言です。
そして、相場を休むにはもう一つ嬉しい恩恵があります。
それは次のトレンドに乗れるということです。
上昇トレンドが終わって、すぐに下落トレンドに入るかというと
そうでもなくて、一旦高値圏で、
レンジ相場をつくって横横になることが多々あるわけですが、
休むことでレンジ相場での無駄トレードをなくし、
しっかりと相場の方向感を手にすることができます。
さて、市場では、雲行きが怪しい動きがでてきました。
米連邦準備制度理事会(FRB)が、昨年6月から続けている
月間1,200億ドルの財務省証券およびMBS(住宅ローン担保証券)の購入について、
それを段階的に縮小させる、いわゆるテーパリングに早晩着手する、
との観測が金融市場で高まっているのです。
2020年2月のコロナショックを機に、
世界各国の政府は未曽有の財政出動、
つまりお金を市場にバンバン供給したわけです。
それが、この株高、仮想通貨高、商品相場高な、
相場をつくってきました。
テーパリングとは、政府が市場へのお金共有を縮小していきますよー!
ということです。
4月27~28日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、
「複数の参加者は、米経済が委員会の目標に向かって今後も急速な進展を遂げれば、
今後の会合のいずれかの時点で資産買い入れペースを調整することについて議論に着手することが適切となるかもしれない、との考えを示した」
つまり、今からテーパリングをはじめるよという段階ではなく、
まだ、 テーパリング議論の必要性を議論したのは一部のメンバーにとどまっています。
しかし金融市場は、それをきっかけに、テーパリングの議論が早晩本格的に始まる、
との観測を強めたのです。
FRBがテーパリングの実施に傾く場合でも、FRBはそれを早めに金融市場に伝えることで、市場の混乱を避けることを狙ってきます。
FRBあるいは金融市場には、2013年のテーパータントラムの教訓があります。
テーパータントラムとは、2013年5月にFRBのバーナンキ議長(当時)が、資産買入れ額の縮小を突然示唆したことから、
金融市場が大きく混乱した出来事です。
テーパーは縮小、タントラムは癇癪の意味である。
特に新興国市場では米国からの投資資金が引き上げられるとの観測から、
通貨安と金融市場の大きな混乱が生じたのです。
FRBがテーパリングの実施に傾く場合、その可能性をあらかじめ金融市場に伝える場として、
今年8月に開催されるカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム、
いわゆるジャクソンホール会議への注目が集まっています。
そこでテーパリングの実施が示唆され、今年末から来年初めにかけてテーパリングが実施される、というのが現在の市場の認識に
なっています。
そうすると、これまで上昇一辺倒だった、
金融市場に大きな流れの変化つまり、大きな暴落や調整が
入る可能性が高まってきています。
今は現金比率を高めてしっかりと自分の資産をまもるときです。
場合によっては、ショートポジションで利益を狙いにいくことも可能です。
また、私のトレード戦略は更新していきます!