FOMC後の相場の動きを解説、リスクオフから反転するポイントは?【6月21日週間レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に全体の相場感をレポートします。

 

6月3週目の為替相場を振り返ります。
分析に用いるのは移動平均線の集合帯であるGMMAです。

早速見ていきましょう。

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。
今週は、米長期金利やFOMCの影響を受けて平均値が活発な週となりました。

週初めは持ち合い相場、FOMCのあった木曜日には一時的な急騰をしましたが、その後すぐに反発をした形です。

相関を見ると、米ドルの買いと日本円の買いが均衡した形になっています。

他のクロス円、ドルストレートではトレンドが発生しているのにも関わらず、

USD/JPYでは明確ともいえるトレンドが出ていません。

今週のポイント

相関次第ではありますが、基本的には上昇目線になってくるかと思われます。

先週に安値を付けてから緩やかな上昇方向へとシフトしており、

今回の反発は上昇過程の押し目として意識されそうです。
起点となるポイントは110.425のラインです。

ラインで押し戻されればレンジを組んで終わりそうですが、

ブレイクしてくると緩やかな上昇に転じるのではないかと予想しています。

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。
ユーロ単体での売りも強い相場でしたが、米ドルの買いも影響してかなり強い下落になっています。

テクニカルと言うよりはファンダの影響が強いです。

しかし、三角持ち合いで平均値が小さくなってからのブレイクであったため、

安値更新したところで一気に売りが入ったと見てもいいでしょう。

ここのところ長い上昇が続いていましたが、4月上旬のレジスタンスラインまで価格を戻した形になります。

今週のポイント

相関が読めないので分析がしにくいですが、

基本的には反発をしてからの上昇orレンジになるのではないかと見ています。

大きく動いたので今週はそれほど活発でない動きになる可能性が高いです。

上昇をするのであれば1.19235のラインが起点と考えています。
月末で指値が入りやすいポイントなので、ライン付近で反発すればレンジを組むと見て良いでしょう。

 

GBP/JPY

GBP/JPY1時間足です。
週始めにはレンジ相場を組んでいましたが、こちらも円買いの力が影響をして急落しています。
他通貨での相関を見るとポンドの売りが強いことも確認可能です。
安全資産の円を買って、リスクの高いポンドを売るというリスクオフの形が顕著に表れた形になります。
堅調な動きを続けていたポンドですが、ここにきて急落をした形です。

今週のポイント

チャートをみると一方的な下落に見えますが、小さな反発を繰り返して下落しているのが分かります。
テク二カルの目線で見るとトレンド転換に期待が持てるチャートパターンです。
週の真ん中以降から徐々に価格を戻してトレンドの転換になるのではないかと見ています。

本来であれば根拠を持ってエントリーしたいポイントですが、

今回は他のクロス円通貨でも同じ値動きになっていることから信ぴょう性は薄くなります。

だましの可能性もあるので注意しましょう。

まとめ

  • USD/JPY→110.425のラインブレイクで上昇にシフト、反発でレンジ
  • EUR/USD→1.19235のラインブレイクで緩やかな上昇、反発でレンジ
  • GBP/USD→トレンド転換の可能性があるが、全クロス円通貨で下落したので信ぴょう性は薄い

急激に平均値が大きくなったので、月末の今週は静かな動きになるのではないかと見ています。

全通貨ペアで同時に動き出すと機関投資家の売買が活発な証拠となり、

テク二カルの分析が効かなくなるので注意しましょう。

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