こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に全体の相場感をレポートします。
6月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
早速見ていきましょう。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
先週はドル買いと円買いで均衡した動きでしたが、今週に入って円売り、ドル買いの動きに変わっています。
週を通して上昇する形となり高値も更新しました。
先週付けた高値で一時的に反発をしましたが、その後はラインブレイクをして上昇に転じています。
しかし上昇の力はそれほどなく、週末にかけてはレンジを組む結果でした。
今週のポイント
金曜日にはラインブレイクをして一時的な下落をしているので、安値ラインへの意識は弱まっていると考えて良いでしょう。
このままレンジが継続するか、高値で押し戻された後に下落へ転換すると見ています。
今週は7月に入るので金曜日が雇用統計の発表日です。
ファンダの影響も少なからず出てくるので、それほど根拠を持って狙う事はできないでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
先週はドル買いによって強い下落を決めましたが、今週は一時的に上昇をしてレンジ相場となりました。
EUR/JPYで見ると、円売りの影響からか大きく上昇を決めています。
ユーロ単体での売買はそれほど活発でなかったと見ていいでしょう。
徐々に安値が切り上がっている状態ですが、平均値の小さい相場になっています。
今週のポイント
1週間を通して長いレンジを組んだという事もあり、今週は大きなブレイクに期待が持てます。
レンジ期間は長くなればなるほど強いトレンドの前兆となりやすいです。
投資家が様子見に入っているので、初動のブレイクで活発に売買がされる可能性があります。
1.1975のラインが意識されると見ており、ラインを抜けてくれば上目線になるとの予想です。
米ドルの動き次第ではあるので、相関に注意して見ていきましょう。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
先週の下落から一転して上昇の強い相場になりました。
円売りとポンド買いでリスクオン相場に切り替わっています。
木曜日にはイングランド中央銀行の指標が影響して急落しましたがが、2度の反発起点となっている153.698あたりのラインで押し戻している状況です。
今週のポイント
今週は、この意識されている価格帯での動きが重要になってくると思います。
再度ライン挑戦後に下抜けすれば下落、反発すればレンジor上昇方向に向かうとの予想です。
活発な相場が続いていたのでそれほど大きな動きはないかもしれませんが、週末から7月のスタートという事でだましへの懸念があります。
まとめ
- USD/JPY→レンジが継続or高値で押し戻された後に下落に転換
- EUR/USD→1.1975のラインを抜けると上昇、強いブレイクに期待
- GBP/JPY→153.698を下抜けすれば下落、平均値の小ささが懸念
水曜日が6月の最終日となりますが、週末の米国雇用統計が意識される影響で相場が動かない可能性があります。
流動性の少ない相場が続くと利益を出しにくいので注意しましょう。
現状EUR/USDが持ち合いとなっているので、トレンドを狙うのであればチャンスはあると見ています。