こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
今回は先日の雇用統計の結果を元に今後の予想される相場展開について考えていければと思います。
そもそも
米国雇用統計とは、アメリカの雇用情勢を表している指標で
発表される統計は全てで10個以上の項目があり
この中でも特に注目されるのは、
非農業部門雇用者数と失業率になります。
非農業部門雇用者数:自営業や農業従事者を除いた、民間企業または政府機関に雇用されている就業者数
失業率:失業率は失業者÷労働力人口(失業者+就業者)によって求められます。
失業率は非農業部門雇用者数がほぼ事前予想通りの結果となった場合に
材料視され為替マーケットに影響を与える場合があります。
そして7月2日に、
米労働省が発表した6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比85万人増と、
5月の58万3000人増から大幅に予想以上に伸びました。
しかし、項目ごとの中身を確認すると数値は思った以上に改善はなく
失業率は5.9%と、5月の5.8%から悪化しています。
結果的に
FRBが金融引き締めを急ぐ程強くはなく、
しかし着実に経済は堅調さを増しているということで、
強すぎず弱すぎず理想の数字と解釈され、
米長期金利は低下し、ドルも利食い売りとなった状況です。
次回、今週7日(水曜日)のFOMCの議事の内容が注目されています。
ここ数ヶ月、動きも軟調でトレードし難い状況となっていますが
トレンドに逆らわないトレードを意識していきましょう。