こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に全体の相場感をレポートします。
9月最終週と10月が始まった今週の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を示すために、複合型移動平均線のGMMAを表示しています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
今週は先週の上昇に推進されて、押し目を殆ど付けない大きな上昇となりました。
一時は112円台まで到達するなど
予想しなかった荒れ相場になっています。
要因としては米長期金利の上昇によるドル買い、日経平均の下落と連動した円売りといったものが考えられるでしょう。
7月5日に付けた高値が意識されると思いましたが、関係なく高値更新をしてから転換をしている状態です。
今週のポイント
週末になると高値で反発をして転換している事が分かります。
これは強い上昇トレンドが続いた事で、ロング勢が決済に転じた事が要因と見ています。
先週は終値まで強い上昇が続きましたが、今週は高値を付けて下落をしてきました。
ひとしきり荒れた相場になるので、このまま一旦は高値圏でレンジになるのではないかと考えます。
今週は米国雇用統計も予定されており、USD/JPYに関しては週末まで大人しい相場になってもおかしくありません。
しかしまだ上昇過程の押し目になる可能性も充分考えられます。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
9月の初週に高値を付けてから1か月間ずっと下落の相場になりました。
ドル買いの影響を強く受けた状況です。
また、EUR/JPYで見ると、週初めは円売りによる一時的な上昇でありましたが、その後大きく下落をしています。
ユーロ単体でも売りの力が強かったと見ていいでしょう。
赤い点線のラインは2020年11月に付けた安値ラインで、現在は持ち合い状況が続いています。
今週のポイント
米ドルの影響がかなり強く出ているので、ドルの売買が落ち着かない事には目線の分析も難しい状態です。
転換をしそうでしない状況が継続しています。
現在の価格で持ち合い状態が続き、ドルの売買が落ち着くようであれば転換もあり得ると見ていいでしょう。
GMMAが交わってからが勝負ですが、週末の米ドル売りによる動きなのでだましの可能性も高いです。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
ポンドの売りが強かった事もあり、一時的には上昇をしましたがその後は強い下落となりました。
黒い〇で囲んだポイントに注目です。
下落トレンド過程で反発をしていますが、全て長い下ヒゲを付けている事が分かります。
上昇の力で押し戻された状況ですが、このような形でトレンドを作ると売り勢力もすぐに諦める傾向があります。
結果的に9月22日の安値には届かずに反発をした形です。
今週のポイント
今週のポンドは上昇に転じると見ています。
前述した傾向もそうですが、GBPUSDとの相関を見た上での分析結果です。
150.931のラインが強く意識されているので、このラインを割ってくるかどうかが勝負と見ていいでしょう。
大陽線でのブレイクではなく、徐々にブレイクしたらその後の上昇に期待できるでしょう。
まとめ
- USD/JPY→雇用統計が意識され金曜までレンジを組む可能性
- EUR/USD→米ドルの売買が落ち着けば上昇方向へ転換
- GBP/JPY→基本的に上目線予想、150.931のラインをブレイクすれば強い上昇に期待
今週は雇用統計の週ですが、オセアニアでの政策金利が2日続けて予定されています。
ニュージーランドでは金利の利上げが予想されている事もあり、更に荒れ相場となる可能性もあるので注意してください。
平均値もかなり大きくなっているので、リスク管理をした取引をしていきましょう。