こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
本投稿は2021年、最後の週間レポートになります。
約1年間こうして続けてこれたのも閲覧していただく読者の方、VIAに参加されている方のおかげです。少しでもこのレポートがお役に立てれば幸いです。
本日もテクニカル分析の週間レポートで
全体の相場感を分析していきます。
12月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線であるGMMAを表示させています。
USD/JPY
ドル円1時間足です。
レンジ相場が続いていましたが、今週は大きく動くとなりました。
週初めはそこまで大きな動きがなく、FOMCが意識されていたと言えるでしょう。
徐々に上昇をしたのちに、FOMC発表時で大きな上昇をした形です。
しかし、急騰であったためその後の反発も早く、週末の金曜には円買いによって大きく下落を決めました。
為替相場で大きなpipsの獲得をするには、急騰や急落でなくだらだらした上昇下落を狙ったほうが良いです。
今回の相場はその傾向が顕著に表れた形と言えるでしょう。
今週のポイント
今週はいよいよ年末という事で、あまり大きな動きにはならないのではないかと見ています。
GDP確定値発表や住宅販売件数などの指標はありますが、金曜にはアメリカの休場となるので平均値は小さく推移しそうです。
ただし、毎年の傾向として年末のドル円相場は下落に転じる事が多いです。
この位置くらいから軽めにショートポジションを持つことも有効と言えるでしょう。
EUR/JPY
ユーロ円1時間足です。
ユーロは先週から平均値の大きな相場が続いていました。
週明けには平均値が小さくだらだらと推移しましたが、16日には急騰しています。
イギリスの中央銀行で利上げが示唆され、ユーロも引っ張られる形でリスクオンの流れが出たと見ていいでしょう。
12月8日の高値ラインが一時的に意識されていましたが、その後はすぐにブレイクをしています。
しかし、先ほどのドル円相場と同様に、急騰後の急落で週初めの価格帯まで戻している状況です。
今週のポイント
ユーロ円相場で見ても、今週は大きく動く事はないのではないかと見ています。
先週に大きな変動があったので、投資家達も売買を活発にしないのではないかという予想です。
しかし、ドル円の下落が今年も出たら引っ張られるという事は充分に考えられます。
長期保有投資家の決済による急なブレイクがあってもおかしくはありません。
EUR/USD
ユーロドル1時間足です。
こちらも上下に激しく動いて、大きなレンジ相場を作った状況となります。
黒い〇の箇所に注目してください。
FOMC時のローソク足ですが、長い下ヒゲ付けている事が分かります。
指標時は初動で大きな動きになりますが、結果的には初動で動いた方向と逆に伸びるケースが多いです。
今回も結果論ではありますが、安値ラインで反発をして急騰に繋がりました。
今週のポイント
ひとしきり荒れた相場が続いたほか、年末という事でこちらも落ち着いた相場になると見ていいでしょう。
米ドル次第ではありますが、ドル売りの強い相場であったとしても今の価格帯でレンジ気味に推移すると見ています。
大きなpips獲得を狙ったトレンドには期待できません。
まとめ
- USD/JPY→毎年の傾向として年末のドル円相場は下落に転じる事が多いので軽めなら狙い目
- EUR/JPY→ドル円の下落によって下落になる可能性はあるが、大きな下落には期待できない
- EUR/USD→現在価格でのレンジ継続で終了
年末に差し掛かり、流動性の低い相場になることが予想されます。
流動性が低いという事はスプレッドの拡大にもつながるので注意しましょう。
年末はあまり無理して狙わずに、資金の確保をする事が重要です。