こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
1月2週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンド分析をしやすいように複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
ドル円1時間足です。
前回の振り返りで解説したように、高値切り下がりの相場であったことから、今回は大きく下抜けをしてきました。
週明けはドル売りが強かった状態ですが、週末にかけては円買いが進行した形です。
テクニカル通りの動きであったと考えていいでしょう。
12日には一時的な反発で戻される場面もありましたが、それまでの安値ラインが作用して戻り売りとなっています。
今週のポイント
週末には一時的な反発をしましたが、このまま転換してくる事も考えられます。
このままGMMAが交わって、じわじわと上昇してくるとチャンスです。
今回の下落は小さな波を付けている下落ですが、直近相場の傾向でこのようなトレンドは転換が早いというデータもあります。
しかしながら、米ドルと円の強弱は読めないので、基本的には様子見で行くと良いでしょう。
EUR/JPY
ユーロ円1時間足です。
週明けは強いユーロ売りと円買いの影響で急落しました。
しかし、その後は週末まで徐々に価格を戻していった状態です。
高値で2回の反発をするダブルトップを形成してからは、大きな下落に転じました。
週末の下落はユーロの売りというよりも、円買いの影響が強く出たポイントです。
今週のポイント
こちらもドル円相場と同じように転換してくることが考えられます。
黒い〇のポイントに注目です。
金曜日に何度も下ヒゲを付けた後に急落をしていますが、指値が多く入り、意識されている価格帯と言えるでしょう。
このラインを越えてくると転換のサインとなりそうですが、円の影響で暴れた後なのでレンジ気味に推移する可能性も高いです。
EUR/USD
ユーロドル1時間足です。
こちらは週を通して強い上昇の相場になりました。
週始めは小さな平均値で推移しましたが、徐々に高値切り上げた相場です。GMMAの長期線束で反発をして、12日にドル売りの影響で急騰を決めました。
しかし、高値への挑戦は長く続くことはなく、上ヒゲを数回つけて下落に転じています。
今週のポイント
今週は、初動での動きが重要となります。
このままレンジ気味に推移すると、上昇過程の推し目となって再度トレンドを作ってもおかしくはないです。
このまま下落に転じるとすれば、1.13857あたりの価格帯への挑戦がカギになってくるでしょう。
12月31日につけた高値であり、チャートを見る限り意識されやすい価格帯であると見ています。
このラインまで挑戦後にじわじわと下値へ向かえば、下落トレンドの前兆となる可能性もあります。
まとめ
- USD/JPY→GMMAが交わって徐々に上昇すれば転換のチャンス
- EUR/JPY→130.523あたりを抜けて来れば転換、直近相場で荒れたばかりなので、小さな平均値で推移する可能性あり
- EUR/USD→1.13857の価格まで下落して、徐々に下回れば下落トレンドの発生。初動でレンジを作れば上昇過程の押し目として、再度上昇トレンドの可能性あり。
円と米ドルが起点となって動いているので、警戒が必要な相場と言えるでしょう。
昨年は2月から春先にかけて、米ドルでしか動いていない相場が続きましたが、今年も同じような状況になる可能性もあります。
資金管理には充分注意して狙っていきましょう。