こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
3月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を把握するために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
先週に引き続き強い上昇となりました。
円安水準の加速が影響して、トレンドが継続した形です。
円での売買は収まるのではないかと予想しましたが、予想に反して依然として円売りが強い相場となっています。
一時的な反発は見せつつも、すぐに上昇に転じており、相対的にドル高円安になっている相場です。
金曜日には調整局面に入るも大きな下落にはならず、終値にかけて再度反発をして閉場しています。
今週のポイント
強い上昇でラインが近くにないですが、ここまで伸びるとどこまで上がってくるかが分かりにくいです。
週足ベースで見た時に、意識されるであろう価格帯が123.766の値にあります。
その上で見ると、2015年の高値である125.733あたりです。
仮に上昇を続けるとすれば、このあたりのラインでどのような動きをするかが重要になってくると思います。
現時点での予想は難しく、今週は雇用統計などの米ドル指標も活発になるので、円だけでなくドルの動きも見ていくようにしましょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
ユーロ円で見ても、円安の影響から相対的に大きな上昇トレンドが継続しました。
3月の頭でのリスクオフ相場では124円台にあった価格も、134円台に突入するなど10円以上の記録的上昇をしています。
小さなローソク足でだらだらと上昇方向に推移しており、波のあるトレンドに比べて反発が見込めない状況です。
金曜には一時的な下落をしましたが、3月23日に付けた高値ラインが支えとなって高値圏でレンジを組んでいます。
今週のポイント
基本的には円の動向に注目ですが、このまま高値圏でレンジが継続してくればチャンスもあるのではないかと考えています。
高値134.700円ほどの価格、安値133.800を意識したボックスレンジの継続に期待です。
レンジ期間が長くなるとブレイクの期待も増します。
それが上昇方向か下落の転換方向に行くかは相場次第ですが、トレンド継続か転換を狙う根拠になるでしょう。
とはいっても、このまま円安がさらに加速する可能性も大いにあるので、週明けすぐの動向に注目です。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
週を通して、規則正しいボックスレンジを形成してきました。
前の週も大きなトレンドは出ていなかったので、大きく動くかと思われましたが、先週は円で大きく動いただけでドルとユーロの売買は少なめであったと言えるでしょう。
高安値のラインがしっかり意識されている相場です。
売買が少ないと言っても、クロス円と比較した時の状況であり、平均値自体は高い事からレンジ内でも利益を出しやすい相場と言えます。
今週のポイント
レンジ期間が長くなっていますが、クロス円が落ち着いてくれば、ドルストレート通貨ペアも活発に動いてくるのではないかと見ています。
安値ライン、高値ライン共に3回以上の反発をしているので、そろそろ指値も効かなくなってくる頃と言えるでしょう。
相場がどちらに傾くかはまだ読めないですが、高安値のラインをじわじわとブレイクしてくればチャンスです。
まとめ
- USD/JPY→円安の影響で大荒れのため相場の方向性は読めない。雇用統計など米ドル指標がある事から、ドル起点で相場が動き出す可能性あり
- EUR/JPY→高値圏でレンジを作る可能性あり。週明けすぐの動向に注目。
- EUR/USD→ボックスレンジを形成しているので、高安値ラインのブレイクがトレンドの前兆になる可能性大
明らかに円で相場が動いているので、他通貨での相関も読みにくい状況です。
いつ円安が終わるかも読めないので、引き続き警戒して取引をしていきましょう。
ファンダメンタル要素で相場が動く懸念が多いので、急変動に巻き込まれても対応できるように資金管理には徹底してください。