こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
6月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を分析しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
週初めにはじわじわと上昇を決め、高値を更新したことが大きな話題となりました。
前回高値の136円台を超えて、137円までの上昇を決めています。
しかし、高値更新後の上昇はなく、すぐに反発をして下落方向へ推移していました。
前の高値更新と全く同じパターンであり、高値更新後のダマシにあった状態と言えるでしょう。
直近の安値ラインである134円台まで下落をし、最終的には135円台で終値を迎えています。
今週のポイント
今週のUSD/JPY相場は、雇用統計の影響などを受ける可能性が高いので注意です。
先週の金曜日から7月がスタ―トしましたが、雇用統計の発表は今週の金曜日となります。
USD/JPY相場でも目立ったトレンドが出ておらず、高値圏でだらだらと推移していますが、月末相場で投資家が様子見に入っていた状況と言えるでしょう。
134円台の安値ラインを破って来なければ、再度137円に挑戦をして高値更新もあり得ます。基本的には上目線での相場が続きそうです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週初めは徐々に上昇をして、直近の高値ラインまで価格を伸ばしました。
しかし、高値更新とはならず、長い上ヒゲを付けて転換しています。
USD/JPYでは転換後に安値ラインで反発をしましたが、EUR/JPYの方は直近安値へ再挑戦をして更なる下降となりました。
波をつけながら下落している事が分かります。
金曜日には調整も入り反発をして、最終的に141円台で終値を迎えています。
今週のポイント
今週のユーロ相場では、ラガルド総裁の会見やECB理事会の議事要旨といった指標が大きく影響してくるのではないかと見ています。
現状では下目線での相場ですが、ECBのタカ派的動きと円安の更なる進行があれば、再度上昇に転じてもおかしくはありません。
ユーロの利上げが確実視されている状況なので、ファンダメンタルにおける買い材料は揃っていると言えるでしょう。
反対に下目線での予想をするのであれば、139.82を超えてからがチャンスになると見ています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足の様子です。
週初めに直近の高値に挑戦をしてきました。
しかし、高値更新とはならず、ユーロの売り圧力を受けて転換をしています。
ドルでの買いも強かったことから、大きく下落を決めてきました。
6月15日の安値ラインまで大きく下降し、2度の反発をして終値を迎えています。
今週のポイント
相場の安値圏で2回の反発をする二番底を形成しています。
二番底はその後の転換になりやすいです。
上昇が見込まれるとすれば、直近の高値として意識される1.0485あたりを超えたあたりになるでしょう。
月初ということで指標によるダマシも充分考えられるので、慎重な取引を心掛けておくと良いです。
まとめ
USD/JPY→134円台の安値ラインを破って来なければ、再度137円に挑戦をして高値更新もあり得る
EUR/JPY→下目線ではあるが、ユーロの買い材料が多い状況
EUR/USD→二番底からの上昇チャンス、指標によるダマシに注意
6月は後半にかけて平均値が小さくなっていきました。
そのため、7月初週となる今週は大きな変動が起きてもおかしくありません。
急なブレイクも考えられるので、一度の取引で損失を大きくしないよう、慎重に取引していきましょう。