こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
9月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示しています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
前週まで強いトレンドが続いていましたが、比較的落ち着いた相場になりました。
週初めにはドルでも円でも目立った動きがなく、小さな平均値で推移した形です。
また、13日には米消費者物価指数の発表があり、予想値よりも米経済に良い結果であったことから、一時的に急騰しました。
しかし、前回の高値を更新することはなく、145円手前で反発をしています。
週末にかけてさらに平均値は下がり、目立った動きもなく142円で終値を迎えました。
今週のポイント
今週は日銀の政策金利やFOMCがある週です。週末までに平均値が下がったことは、今週の経済指標に対する警戒感からと言えるでしょう。
まだ、上目線が続いていますが、指標の動向や投資家心理次第となります。
FOMCきっかけに高値更新の可能性もあり、145円以上の価格帯で推移してくると考えていいでしょう。
ただし、テクニカルでの目線では判断しようがない部分もあるので、引き続き警戒して見ていきましょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週初めはじわじわと上昇を決めて、145円台の高値更新を決めました。
しかし、その後は高値に挑戦することはなく、徐々に高値切り下がりの相場となっています。
安値ラインでは142円あたりの価格帯が強く意識されており、数回の挑戦をしてきましたが、安値を更新することなく停滞して終わりました。
ユーロでは若干の売りが見られましたが、明確な転換には至っていません。
こちらも週末にかけて平均値が低くなる相場になりました。
今週のポイント
三角持ち合いの相場を形成しているので、急なブレイクが見込めるポイントです。
先週は週末にポンドで極端な売りが見られましたが、経済の動向などを考えるとユーロでも同じ状況が起こってもおかしくはないと言えるでしょう。
現在意識されている142.50円あたりの価格を大きく下抜けしてくる可能性があります。
しかし、円の動向も重要で、米金利と日本の金利差拡大により更なる円安が続けば停滞・上昇の相場になり得ます。
週初めにすぐブレイクする可能性もあるので警戒していきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
週の始めにはユーロの買いにより大きく上昇しました。
8月中旬に付けたラインである1.01901あたりまで急騰した形です。
一時的な下落後にすぐまた上昇をしましたが、結果すぐに急落を決めました。
ダブルトップの形を作ってトレンドが転換しています。
CPIの結果によるドル買いが大きく影響した下落となります。
その後は目立った動きこそなく、レンジ気味に推移して終値を迎えました。
今週のポイント
レンジ気味に推移していますが、大きなブレイクはFOMCからになると考えていいでしょう。
週明けすぐは平均値の低い相場で進む可能性はあります。
米ドルは買いの方が強いと思われますが、状況次第ではユーロの売りも加速すると考えています。
その際には、今回のCPIでの相場のように、急落になる可能性もあるでしょう。
0.987あたりに安値ラインがありますが、このラインを更新してくると更に安値圏で推移すると考えています。
まとめ
USD/JPY→FOMCきっかけに145円突破で高値更新の可能性
EUR/JPY→三角持ち合いから急なブレイクが見込めるポイント、基本的には下目線
EUR/USD→0.987あたりの安値ラインまで挑戦、更新してくる可能性もあり
今週は、水曜深夜のFOMCに向けて相場が形成されると考えています。
週明けすぐは流動性が低下する可能性もあるので注意してください。