こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
10月1週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱が把握しやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
前週に引き続き値動きの少ない週となりました。
高値圏でレンジを組んでおり、週末の雇用統計が意識されたと言えるでしょう。
10月5日には急な円買いによって大きく下落する場面も見られましたが、結果的に下落は一時的なものですぐに反発をしてきました。
そのまま、じわじわと上昇方向に推移して週末金曜日を迎えています。
雇用統計では発表直後に米ドル買いが強まりましたが、変動は限定的で若干高値に挑戦した位置で終値を迎えています。
今週のポイント
現状、上目線が続いているほか、レンジ期間が長くなっているので、今週に入って大きなブレイクが起きてもおかしくはないと考えています。
前回の高値である145円台の更新も充分にありえるでしょう。
米経済指標は軒並み好結果が続いていることもあり、利上げが行われながらも経済への懸念は少なくなっているのではないかと考えます。
ファンダメンタルズ、テクニカルの両方で上昇要因が残っていますが、どこまで円安ドル高が続くかは予想しにくいので、大きな値幅を狙うのは多少のリスクも存在するでしょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
前週からリスクオンの流れで続いていた上昇が引き続き継続しました。
円売りではなく、ユーロ買いが強く出たと考えていいでしょう。
しかし、前回の高値付近で停滞し、更新をすることはなく下落に転じています。
結果的に大きなVの字を描いて下落を決めており、週初めの価格帯まで戻した状況です。
週を通しても円での動きは見られず、ほとんどがユーロを起点とした動きでした。
ユーロの買い勢力が高値更新に失敗した時点で決済に回ったと考えられます。
今週のポイント
2週間ほどユーロ単体での動きが目立ったので、今週は円の動向が重要になってきます。
再度円安の流れになるようであれば、転換からの上昇もあり得るでしょう。
しかし、現状では下落目線に切り替わっていることから、ユーロ売り、円売りの逆相関となり、現在価格でレンジ気味に推移する可能性が高いのではないかと考えています。
141.39あたりを安値として、その価格帯を推移してもおかしくないでしょう。
その際は明確なトレンドに期待が持てないですが、安値ラインを更新するようであれば、再度ユーロの売り加速で下降トレンドの継続もありえます。
状況によってシナリオを立てておくべきと言えるでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
こちらもEUR/JPYと同様に、週初めから徐々に上昇してきました。
米ドルでの動きも小さく、ユーロの買いが強かった相場と言えるでしょう。
EURJPYは高値ちょうどの位置で下落してきましたが、こちらは高値ラインの手前で転換をしています。
その後は大きく下落し、結果的に上昇トレンドが発生した最初の価格帯まで戻しています。
今週のポイント
今週は、現在価格を早々に下抜けしてくるかが重要となってきそうです。
現在の価格である、0.973あたりのラインをじわじわと下に抜けて来たら、再度安値の挑戦をするほど大きく下落してきてもおかしくはないでしょう。
米ドルでの動きが小さい相場が2週ほど続きましたが、今週に入って米ドル買いが加速してくると大きな値幅にも期待できるポイントです。
また、0.95あたりが最安値となっているので、挑戦後の動きも重要になってくるでしょう。
まとめ
USD/JPY→高値挑戦を見せる上昇と145円台の高値更新の可能性あり。
EUR/JPY→現在価格でレンジを組むの可能性。
EUR/USD→金曜日の終値であるラインを下抜けしてくるかが重要、ブレイクすれば最安値への挑戦もあり得る。
ドルと円で目立った動きがなかったので、10月2週目となる今週の動きには要警戒です。
ファンダメンタルズ的要素も多くなっているので、引き続き慎重に取引していきましょう。