日銀砲炸裂!年末年始控えボラ縮小【12月26日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

12月4週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

円買いドル売りの流れが収まりつつある状態でしたが、週の始めから急落しました。

日銀の黒田総裁の会見で事実上の利上げ方針が打ち出されたことが要因です。

日本では長期的なマイナス金利政策が実施されていますが、日銀の方針転換の流れから日米での金利差が縮小するのではという考えが広まりました。

米ドルでは特に大きな変動こそなかったですが、サプライズ的な日本の動きに市場が反応したと言えるでしょう。

一時は130円台半ばまで価格を下げ、少し反発をした132円台で終値を迎えています。

 

今週のポイント

今週は年末ということで、特に大きな指標もありません。

基本的には現在価格付近で停滞してくると考えていいでしょう。

しかし、しばらく米ドルで動かなかったことは大きな懸念です。

年末までに決済が加速して、更なる下落を引き起こす可能性も充分あり得ます。

現在価格の安値を更新してくる事も考えられますが、相場の方向性をつかむのは難しい時期なので、狙うにしても慎重に見ていきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

EUR/JPYもUSD/JPY同様に円買いの影響で急落しました。

クロス円はどれも似たような動きになっています。

EUR/JPYも急落後に安値圏で停滞をしていますが、小さく安値切り上がりの形を作っています。

安値への力は徐々に無くなっている状態で、平均値の小さい持ち合い相場を形成している状態です。

一時は138円台まで価格を下げましたが、結果的に140円後半の価格で終値を迎えています。

 

今週のポイント

EUR/JPYもまた、年末ということで大きな変動に期待ができません。

基本的にはこのまま安値圏で停滞すると考えていいでしょう。

しかし、現在の価格が前回の安値付近という点は懸念です。

週初めに上抜けしてくれば、現在意識されている価格が安値に切り替わって新たな価格帯でのレンジを組む可能性も充分考えられます。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/USDのようなドルストレート通貨は、チャートの通り目立った動きはありませんでした。

規則正しいレンジを形成して推移しています。

ユーロや米ドルでも特に大きな売買が見られず、年末相場らしい形を付けてきたと言えるでしょう。

投資家達は様子見に入っている状態とも捉えられますが、今年のポジションは解消しているのではないかとも考えられます。

 

今週のポイント

年末相場ではありますが、レンジ期間が長くなっていることを考えるとブレイクのチャンスは充分にあり得ます。

現在の安値である1.0575付近の価格は強く意識されている値ですが、下抜けしてきてもおかしくはないでしょう。

ファンダメンタルの影響であれば強く下落する可能性が高いですが、週末が近づくに連れて平均値はさらに小さくなりそうです。

 

まとめ

USD/JPY→年末までにドル決済が加速して、更なる下落を引き起こす可能性もあり得る

EUR/JPY→現在価格を上抜けすれば、新たな価格帯でのレンジ形成も考えられる

EUR/USD→1.0575付近の価格は強く意識されている値で、下抜けしてきてもおかしくはない

 

今週は年末に入るので、特に大きな指標もありません。

ファンダでの影響がなければ値動きも小さくなると考えていいでしょう。

流動性の低下によりスプレッドが拡大する可能性も考えられるので、取引をする場合はいつも以上に慎重な取引をした方が良いです。

VISIONARY INVESTORSの最新情報をチェックしよう!