こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
1月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線であるGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY円1時間足の様子です。
特に目立った動きはなく、安値圏で停滞する形になりました。
週初めには若干買いの力が見られていましたが、一度高値挑戦をした後すぐに反発をしています。
また、木曜日には米GDPの発表があり、大きく動くことが予想されていましたが、大きな動きにはなっていません。
予想通りの結果であったことが変動がない要因になったと考えていいでしょう。
週末にかけてもトレンドが発生することはなく、安値圏で停滞して129円台後半で終値を迎えています。
今週のポイント
今週は米指標がかなり注目される週になるので、ほぼ間違いなく大きな変動を見せるのではないかと考えています。
まずは2月1日(水)のFOMCです。
0.25%の利上げ予想となっていますが、これまでは0.50%以上の利上げを活発に続けていたことから、利上げペースの鈍化と判断され売りが加速する可能性があります。
また、金曜日には雇用統計が発表されるので、現在持ち合い相場を続けているUSD/JPY相場がブレイクしてもおかしくはないでしょう。
基本的には下目線になると予想しており、直近の安値129円前半の更新だけではなく、今週で最安値である127円を下回ってくる可能性もありそうです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。前の週は上下に激しく動く相場となっていました。
ユーロの買いが強く見られたことや、日銀の金融緩和維持により日本円が不安定な相場になったことが要因です。
今回は前回の勢いそのままに、週初めにすぐ高値を更新してきます。
しかし、更新後は上昇下落を小さい値幅で繰り返すレンジを形成した相場です。
週末にかけて値動きはどんどん停滞し、持ち合い相場となって終値を迎えました。
今週のポイント
今週は前述した米指標だけではなく、ユーロの指標も注目度が高いです。
2月1日には消費者物価指数、2月2日には欧州中央銀行の政策金利が発表されます。
政策金利では、現在の2.50%から3.00%までの約0.5%の大幅利上げが予想されている状態です。
日本円の売りが年末から徐々に落ち着いていますが、ユーロの買いも進めば、相関が喧嘩して大きなトレンドにはならない可能性があります。
各主要通貨の中でも相場の方向性が読みにくいです。
テクニカルではなくファンダメンタル目線の分析が重要になってくるでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
年始すぐは急騰を見せましたが、1月の2週目から目立ったトレンドが出ることはなく推移していました。
今回も高値が強く意識されたレンジ継続の相場です。
前の週から平均値も徐々に下がっており、ブレイクが予想されましたが、投資家達も様子見に入った状態と言えるでしょう。
ユーロ、米ドルのどちらでも大きな売買が見られなかった状態であり、相関が喧嘩しているわけではありません。
今週のポイント
今週のEUR/USDは、高値を更新してくるのではないかと考えています。
ユーロ指標、米指標の両方で1.09315の高値を更新して来ると予想します。
相場を広く見ると、現在は上昇過程でのレンジを組んでいる状態で、まだ転換する状況ではないと考えられるでしょう。
長いレンジ期間で力を貯めている相場とも考えられ、今週に入って一気にまた上昇してくるとの予想です。
まとめ
USD/JPY→FOMC、雇用統計の影響で127円を更新する可能性あり
EUR/JPY→相場の方向性が読めない。相関次第でレンジ継続の可能性
EUR/USD→ユーロ指標、米指標の両方で1.09315の高値を更新して来る
先週は各通貨で大人しい動きでしたが、今週は指標の影響で大きな変動が予想されます。
指標直後は急騰急落などの予期せぬ変動を見せる可能性もあるので注意してください。