米国10年債金利が一服 雇用統計に注目【3月6日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

2月最終週と3月1週目の重なった為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするように複合型移動平均線のGMMAを表示させています、

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

前週に高値を更新してきましたが、今回の相場では高値圏でレンジを組んでいます。

予想通り、前回の高値ラインが強く意識され転換することがありませんでした。

目立った上昇もなく、価格が停滞した形と言えるでしょう。

一時的には上昇を見せる場面もありましたが、137円到達後はすぐに反発をして、結果的に135円後半の価格帯で推移しています。

 

今週のポイント

上昇過程での休憩なので、まだ上目線で継続すると考えます。

しかし、週末にかけての値動きには期待が持てないでしょう。

金曜日には日銀の政策金融決定会合や、黒田総裁による定例記者会見が予定されており、円を起点として大きな値動きになると考えられます。

また、今週は3月2週目ですが22時30分から米国雇用統計も予定されており、指標結果次第で大きく動く可能性が高いです。

金曜まで指標がないわけではないですが、持ち合い相場になることが予想されます。

指標動向で相場の方向性が変わると考えており、金曜日までは小さい平均値で推移する可能性があるので慎重に見ていきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

こちらも、高値圏でレンジ相場を形成しました。

高値を更新してからは、高安値が強く意識された相場になっています。

月末の28日には一時的なユーロ売りで大きく下落を決めましたが、近くに前回の高値が合ったということもあり、すぐに反発しています。

その後は何度かの高値挑戦を見せましたが、結果高値更新をすることはなく、144円半ばの価格で終値を迎えた形です。

週後半にかけてはユーロでも円でも目立った動きを見せることはありませんでした。

 

今週のポイント

EUR/JPYはドル円相場と違って、週始めから大きく動く可能性があります。

基本的には上目線と見ており、現在の高値である145.5円あたりを更新してくる可能性は充分にあるでしょう。

しかし、上昇幅はそれほど大きいものではないことも予想されます。

一時的な高値更新をして、その後は雇用統計まで動かないということも考えられるので、仮に狙うとしても小さな値幅を狙った方がよさそうです。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

長い下降トレンドが続いていましたが、転換を見せ始めてきました。

2月27日に安値を付けてから、徐々に安値切り上がりの上昇方向に推移しています。

しかし、急激な上昇ではなく直近で意識されていた価格帯での反発を見せている状況です。

3月1日から週末にかけては徐々に下落方向へ推移しており、2月17日に付けていた安値付近で終値を迎える形になりました。

 

今週のポイント

安値圏での停滞とも捉えられますが、週初めはドルでの売買が少ない可能性があるため、現在価格でのレンジ相場が予想されます。

ユーロの買いが強まったとしても、まだドルの買いが継続する可能性が高いことから明確に転換はしてこないとの予想です。

また、雇用統計などの指標でドル買いとなれば、一気に現在の安値を更新してくることも考えられるでしょう。

いずれにせよ週始めでの値動きには期待ができないので、基本的には慎重に見ていってください。

 

まとめ

USD/JPY→一時的な高値更新をして、その後は雇用統計まで動かないという可能性EUR/JPY→基本は上昇目線、しかし上昇幅はそれほど大きくないと予想

EUR/USD→安値圏で停滞が継続し雇用統計の結果待ち

 

今週は雇用統計により、各通貨で週末までの停滞が予想されます。

流動性が低下する可能性もあるので、いつも以上に慎重な分析を行っておきましょう。

 

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