こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
5月1週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
4月後半からドル買いの影響で大きく上昇を決めていましたが、週初めから下落してきました。円買いとドルの売りが加速した結果と言えるでしょう。
137円の高値を更新していた価格は、5月4日になると134円台まで下落しています。
米ファースト・リパブリック銀行の破綻やFOMCの影響が顕著に出ていると考えられます。リスクオフ相場になり円が買われ、上昇トレンドが転換してきました。
金曜日には雇用統計の結果からドル買いが進みましたが、極端に大きな上昇ではありません。
結果、前回レンジで付けた高値である134円後半あたりで終値を迎えています。
今週のポイント
今回大きな下落を招きましたが、まだ長期的には上昇目線になると考えています。
先週、先々週のような大きな変動は見込めませんが、じわじわと上昇してくる可能性があるでしょう。
週初めから現在の135円前半を更新してくればチャンスです。
137円の高値までは挑戦してこないと思いますが、円安は継続すると考えられます。
また、今週は水曜日に米消費者物価指数が発表されますが、米ドルの変動に注意です。
一時的に指標前になると流動性が低下する可能性もあるので注意してください。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
こちらはクロス円としてUSD/JPYと同様の値動きになっています。
4月後半から週前半にかけて円安による上昇が続いています。
USD/JPYよりも上昇幅は大きかったので、リスクオンでのユーロ買いが強かったと言えるでしょう。
しかし、相場がリスクオフに切り替わって週末にかけて大きく下落しています。
151円まで上昇をしていましたが、147円台までの大幅な下落を決めました。
金曜には調整相場となりましたが、結果前回レンジの高値ラインで終値を迎えています。
今週のポイント
こちらもUSD/JPY同様に、上昇目線での相場が続くと考えています。
週始めから徐々に上昇してくればチャンスと言えるでしょう。
また、こちらも上昇目線ではありますが、大きな変動は予想できません。
荒れ相場になった直後ではあるので、小さな平均値で推移すると考えていいでしょう。
EUの指標は少ないので、円の動向を中心に注目していくと良いです。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
大きな平均値で推移していましたが、結果大きなレンジ幅を組む相場になりました。
週始めはドル売り、ユーロ買いの影響で大きく上昇しています。
しかし、前回の高値で挑戦が失敗して転換を見せました。
ヒゲを付けて数回の反発を見せていますが、結果更新はなくユーロの売りとドルの買いで下落しています。
その後も平均値自体は高くなりましたが、目立ったトレンドはなくレンジ内で停滞しました。
今週のポイント
レンジ幅が大きくなっているのでブレイクの前兆はありますが、相場の方向性は定まっていません。
高値・安値のどちらを更新するかが分かりにくい状態です。
米ドルでの変動が重要になってきますが、今週は現在レンジで停滞してもおかしくないでしょう。
現在の平均値は高いので、平均値が徐々に低くなってきてからがチャンスとなります。
停滞→トレンドになる可能性があるので、ブレイクした方向のトレンドを狙っていくと良いでしょう。
まとめ
USD/JPY→長期的には上昇目線、ただし大きなトレンドになる可能性は低い
EUR/JPY→荒れ相場のあとなので平均値の低い相場で推移、基本的には上昇目線
EUR/USD→相場の方向性は定まっていない、一度平均値が小さくなってからがチャンス
荒れ相場が続いたので、今週の相場は落ち着いてくると考えられます。
円での変動が大きかったので、今週は米ドルの変動に注意してください。
水曜日の消費者物価指数が注目されているので、指標発表後の変動に警戒して取引していきましょう。