米国債デフォルトの危機?リスクオフ相場【5月15日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

5月2週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示しています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

前週に大きな変動を見せたため、予想通り目立ったトレンドは出ないまま推移しました。

週初めは停滞気味の相場が続き、若干ではありますが安値切り上げの相場です。

週の真ん中ではCPIが発表され強く意識されていましたが、米経済への懸念から米ドル売りが加速しています。

しかし、安値更新とまでは行かず、急落後にはすぐ反発を見せました。

週末にかけては調整相場となり、米ドルの買いが進攻して上昇を見せています。

結果、終値まで反発をすることはなく、135円後半の水準で価格が落ちついた状態です。CPI以外の米指標も特になかったので、投資家の売買が落ちついていたと言えるでしょう。

 

今週のポイント

今週も引き続き上目線の相場が続くと考えています。

先週は金曜日の上昇で直近高値を更新しましたが、このまま上昇する可能性が高いです。

仮に下落したとしても、直近の高値ラインである135円半ばの価格で反発する見込みがあるでしょう。

最高値は137円後半と大きな値幅があるので、最高値更新までは見込めませんが、挑戦まではしてくる可能性が充分あり得ます。

急騰ではなく、週始めからじわじわと上昇してくればロングを入れるチャンスとなるでしょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

EUR/JPYは比較的下落目線での相場が続きました。

週を通してリスクオフの相場になっていますが、円での動きよりもユーロでの動きが目立った結果と言えるでしょう。

週始めは149円台であった価格も11日には145円台までの下落を決めています。

145円後半は前回の安値ラインでしたが、結果更新はすることなく反発を見せています。

安値挑戦止まりで価格が停滞し、146円前半で終値を迎えています。

 

今週のポイント

円での買い材料が少ないことから、再度安値に挑戦して更新する可能性は低いと見ています。

しかし、リスクオフ継続となればユーロ売りと円売りで相関が喧嘩することから、現在価格での停滞が見られそうです。

現在価格でレンジを組んでくる相場になると考えていいでしょう。

しかし、長期的にはまだ上目線の相場になるので、ユーロの買い勢力が増したタイミングで大きく高騰する可能性があります。

現在価格が直近の安値として意識されているので、大きく更新してきたら高値への挑戦もあり得るでしょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

長いことレンジ相場で推移していましたが、ここに来てトレンドが発生しました。

週始めから徐々に下落を決めており、2度ほどはこれまでの安値ラインで反発をしています。

しかし、11日のCPIによる相場変動もあり、一時的なドル売りからドル買いに変わったことで安値を1本のローソク足でブレイクしてきました。

リスクオフ相場の継続からユーロ売りも進み、そのまま週末まで安値を更新し続けた相場です。

11日夜〜12日の日中にかけて一時的な停滞はありましたが、しっかり下降トレンドを形成する結果になりました。

 

今週のポイント

ユーロでの売りが下降トレンドを招いていますが、基本的には下目線での相場が続くと見ています。依然としてドル買いの流れは強い状態であるため、ユーロの変動に関係なく下落気味に推移してもおかしくないでしょう。

しかし、ユーロの動きが読みにくいため、下降ではなく現在価格で停滞する可能性も充分あり得ます。

先週活発に動いたことで投資家達が様子見に入り流動性が低下する懸念もあるでしょう。

 

まとめ

USD/JPY→引き続き上目線の相場、週始めからじわじわと上昇してくればロングを入れるチャンス

EUR/JPY→再度安値に挑戦して更新する可能性は低い、現在価格で停滞の恐れ

EUR/USD→基本的には下目線での相場、ユーロの反発でレンジの可能性あり

 

各通貨で動きがあり平均値も大きくなっています。

クロス円で目立ったトレンドが発生していない通貨もあるので、今週より大きくブレイクしてくる可能性もあるでしょう。

現在はリスクオフの流れが強いですが、すぐに転換してくる可能性もあるので注意してください。

 

 

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