米国債務上限問題に注目!【5月22日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

5月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上にはトレンドの強弱を把握しやすくするように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

USD/JPYは、週を通して大きな上昇を見せました。

前回は、安値圏からの反発で転換の予兆を見せていましたが、今回の相場では直近の高値を更新しています。

円の売り、ドルの買いが顕著に現れた相場と言えるでしょう。

週初めは135円後半台で推移していた価格も、138円後半までの高値更新を決めています。

週末には調整相場となり反発を見せましたが、5月2日に付けていた高値ラインが起点となって反発を見せている相場です。

 

今週のポイント

USD/JPYは、まだ上目線での相場が続くのではないかと見られています。

円の売買動向次第ではありますが、明確な買い材料は予想できないので、このまま上昇トレンドが継続してもおかしくありません。

高値である138円後半をブレイクしてきたら、更なる上昇のチャンスとなるでしょう。

しかし、月末が近づいているということもあり、徐々に相場変動が落ちつく可能性もあります。

どこまで上昇するのかがつかめないほか、137円中盤の意識されているラインを安値としてレンジになる可能性も否めません。

急変動もあり得るので、極端なトレンドには期待せず慎重な取引を心がけてください。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

EUR/JPYもまた、前の週に安値を付けて反発気味に推移していました。

今回の相場でも上昇が継続しましたが、極端に大きな上昇トレンドを形成したわけではありません。

147円から149円まで緩やかに上昇を見せています。

基本的には円の売りが強く影響している相場であったと言えるでしょう。

前回高値の149円前半が強く意識されており、何度か反発を見せる場面もありましたが、週後半にかけて上昇を決めています。

しかし、そこから大きなトレンドに繋がることはなく、ライン付近まで価格を戻して終値を迎えました。

 

今週のポイント

EUR/JPYもUSD/JPYと同様に上目線の継続になると考えています。

5月始めに付けた高値が151円とかなり遠い距離にありますが、ユーロの売買動向次第では挑戦してくる可能性も充分にあるでしょう。

今回の上昇は円を起点とした上昇であったため、今週はユーロの動きも重要になります。

仮にリスクオフ相場になるようであればユーロの売りが入ることで現在価格での停滞になることも考えられます。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/USDは、前の週に続き長期的な下降トレンドを形成する相場になりました。

週を通してドルの買いが強かったということもあり、下落が加速した相場です。

下降の過程では何度か反発を見せましたが、上昇は一時的で安値を更新しています。

週末にかけては安値圏で反発を見せる場面もありましたが、結果直近の安値が高値ラインに切り替わり停滞したまま終値を迎えました。

 

今週のポイント

今週も下目線継続の相場になることが予想できますが、反発地点が分からないので注意です。

現在安値である1.076あたりを更新してくれば、更なる下降トレンドの発生もありえます。

しかし、どこまで伸びるかの予想は難しく、ユーロ次第では更新した箇所ですぐ停滞する可能性も否めません。

リスクオフ相場になればユーロの売りによって強いトレンドも期待できますが、価格変動が落ちつくことでレンジを組む可能性もあります。

下目線の継続は充分あり得るので、短期ではなく長期で見ていくのが良いでしょう。

 

まとめ

USD/JPY→上目線の継続、高値である138円後半をブレイクしてきたら、更なる上昇のチャンス

EUR/JPY→ユーロの売買動向次第では151円の最高値に挑戦してくる可能性あり

EUR/USD→現在安値である1.076あたりを更新してくれば、更なる下降トレンドの発生、ユーロの変動による停滞に注意

 

月末にかけて徐々に変動が少なくなるかもしれませんが、平均値自体は活発なので注意すべき相場と言えるでしょう。

週明けすぐから大きく動くケースも考えられるので、慎重にポジションを保有していきましょう。

 

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