こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
5月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
週を通して強い上昇となりました。
5月半ば頃から上昇トレンドを形成していましたが、継続して大きく上昇した形です。
週初めはそれほど大きな動きもなく、高値圏での停滞が続きました。
しかし、週後半に連れて高値を更新し、結果140円台に突入しています。
上昇要因は米ドルの買いが集中したことが影響していると言えるでしょう。
週末に入っても調整相場になることはなく上昇が続きましたが、週後半は円の売りが
強く影響しています。
今週のポイント
今週は5月の最終日と6月の開始が重なる週です。
水曜日の5月31日まではそこまで大きな動きにならないのではないかと見ています。
投資家達が週末に向けて様子見の相場を形成してもおかしくありません。
明確な下落材料は見られないので、現在の高値で停滞してくるでしょう。
動くとすれば6月2日金曜日の雇用統計です。
雇用統計の結果次第で相場変動が起こると考えられますが、場合によっては転換もあり得るポイントです。
基本的には上目線ですが、明確に相場の方向性を予測するのは難しいので、今週は慎重に見ていきましょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
EUR/JPYでもUSD/JPY同様に上昇の強い相場になりました。
しかし、週の始めから真ん中にかけては円での大きな変動が見られなかったため、高値圏でレンジを組んでいます。
また、ユーロでもそこまで大きな売買は見られませんでした。
しかし、週末には円の売りが増したことでレンジの高値を更新しています。
結果、終値まで反発することなく上昇を見せ、150円後半で終値を迎えました。
今週のポイント
EUR/JPYも今週の始めは高値圏で停滞してくると考えられます。
大きな動きになる可能性は低いでしょう。
仮に下落をしてきても、150円前半の前回高値で反発してくると見ており、現在高値でのレンジが続きそうです。
また、動きがあるとすれば6月1日木曜の18時のEU消費者物価指数です。
速報値の発表となるので、ユーロの売買動向に強い影響を与えると考えられます。
ただし、こちらも指標結果次第であることから相場の方向性は定めにくいので、様子見で慎重に見ていきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
長期トレンドが続いていましたが、今回の相場を見ても下落が継続していることが分かります。
週初めは平均値の小さい相場で推移しましたが、徐々に高安値を切り下げて更新してきました。前回の安値が意識される場面もありましたが、強いドル売りにより更新しています。
金曜日には一時的に反発を見せて転換の予兆も考えられましたが、結果24日に付けた安値ラインで反発をして更新した安値圏で終値を迎えました。
今週のポイント
基本的にはまだ下目線の継続になると考えています。
ローソク足自体は小さく見えますが、値幅は大きく付けている相場を形成しているので、現在の安値である1.070あたりを更新してくれば、さらなる下落を狙って行けるでしょう。
しかし、木曜のEU消費者物価指数、金曜の米雇用統計はほぼ間違いなく相場変動に影響するので、週末までポジションを保有するのはリスクがあります。
スイング気味に保有する方は、ロットの調整や損切りラインなどを徹底して取引してください。
まとめ
USD/JPY→基本的には上目線だが、明確に相場の方向性を予測するのは難しい。
EUR/JPY→木曜日までは高値圏で停滞、仮に下落をしてきても、150円前半の前回高値で反発してくると見ており、現在高値でのレンジが続く見通し。
EUR/USD→、現在の安値である1.070あたりを更新してくれば、さらなる下落を狙って行ける相場。
今週は6月のスタートということで、週の真ん中の5月末まではそこまで大きく動かない可能性があります。
雇用統計やEU消費者物価指数が懸念となるので、流動性の低下や急変動に注意して取引していきましょう