こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
6月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱が把握しやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
USD/JPYは週を通して上昇の強い相場になりました。
週始めから徐々に安値を切り上げて高値の更新を見せています。
極端に上昇したわけではありませんが、依然としてドル買い・円売りが加速していた状況と言えるでしょう。
最終的には145円台まで上昇を決め、週末にかけても明確な転換とはなりませんでした。
今週のポイント
今週から7月のスタートということで、注目度の高い指標が多くなっています。
まず警戒すべきは水曜日のFOMC議事要旨です。
前回FOMCの議題内容が公表されるという指標ですが、FRBのタカ派姿勢が見られれば、ドルの買いが加速する可能性もあります。
また、金曜日には雇用統計を控えているので、週末にかけて投資家が様子見に入る可能性もあるでしょう。
基本的には上目線の継続と見ており、直近高値である145円前半を週初めに更新すれば更なる上昇が見込めるポイントです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
6月の前半から高騰する相場が続いていましたが、月末になって停滞しています。
大きな平均値で推移するわけではなく、高値圏でレンジを組んだ形です。
円もそうですが、ユーロでも目立った売買が行われていなかったと言えるでしょう。
30日の夕方には指標の影響で一時的に安値への挑戦を見せましたが、すぐに反発をしています。
今週のポイント
EUR/JPYも基本的には上目線と考えており、直近高値である158円前半の価格を抜けてきたらチャンスです。
価格が持ち合い状態になっているということは、ここから投資家達の売買が活発化する可能性があります。
今週に入って大きなトレンドが出てもおかしくはないでしょう。
EU指標が多いわけではありませんが、米指標の影響で再度リスクオンの流れが加速する可能性もあります。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
こちらも目立ったトレンドは無かったですが、米ドルの影響による平均値自体は活発な相場です。
週初めには徐々に上昇をしていましたが、前回高値の手前で反発をしました。
その後は高値切り下がりで下落を決めます。
ユーロの影響も若干ありますが、週を通して米ドルの売りが強くなったと言えるでしょう。
しかし、価格が下落したものの安値更新とはならず前回の安値付近で反発をしました。
今週のポイント
今週のEUR/USDは、米指標による影響こそ懸念されますが、下目線の相場になると見ています。
米ドルの買い材料が多い中で7月を迎えており、週始めから米ドル買いが集中するかもしれません。
直近の安値である1.0834あたりを深く更新してくれば、下降トレンドが形成されてもおかしくはないでしょう。
ただし、雇用統計前などは流動性低下により大きな価格変動が見込めないので注意してください。
まとめ
USD/JPY→基本的には上目線の継続、直近高値である145円前半を週初めに更新すれば更なる上昇が見込めるポイント
EUR/JPY→直近高値である158円前半の価格を抜けてきたら上昇のチャンス
EUR/USD→1.0834あたりを深く更新してくれば下降トレンドが形成されるチャンス、雇用統計前の流動性低下に注意
7月のスタートということで、相場の方向性が変わる可能性もあります。
6月は強いリスクオンの流れでしたが、7月に入って転換する可能性も充分にあるので、引き続き警戒して取引をしていきましょう。