こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
11月2週目の為替相場を振り返ります
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
10月30日〜11月3日の週は、日銀の金融緩和維持に反応しつつも、FOMCや雇用統計の影響で米ドル売りが進み円安も落ちついていました。
しかし、11月6日月曜日から再度上昇に転じています。
平均値自体はそれほど大きくはなかったですが、時間をかけて上昇した形です。
目立った反発をすることなく上昇していますが、週を通して円の売りが強かった相場と言えるでしょう。
また、米ドルでも調整に入ったことで買いが入り上昇を見せています。
結果、再度151円台に突入し、週末も特に反発をすることなく終値を迎えました。
今週のポイント
現在価格は151円半ばであり、前回の高値である151.7銭の手前まで価格を戻しています。
今週は高値への挑戦をして、更新するかどうかが重要になってくるでしょう。
2022年の最高値を超えることになりますが、充分更新する可能性はあると見ています。
相場の起点になるのは、11月14日の米消費者物価指数です。
前回は雇用統計の結果が市場予想を下回った事で米ドルの売りが強まりましたが、消費者物価指数の動向次第では大きく米ドルの売買が加速すると見ています。
指標結果により、高値更新or反発の方向性が決まると見ているので、火曜日の相場に警戒してください。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
EUR/JPYもUSD/JPYと同様に高値を更新する相場になりました。
前回は高値から反発した価格帯で終値を迎えていましたが、週始めから強く上昇しています。
ユーロの買いというよりは、週を通して円の売りが強かった相場と言えるでしょう。
結果、前回の最高値付近で持ち合いをしつつもすぐに更新し、週末まで強い上昇が継続しました。
週末にかけてレンジを組む場面も見られましたが、最終的には若干の上昇を見せ、161円後半まで価格を伸ばして終値を迎えています。
今週のポイント
今週のEUR/JPY相場は、まだ上目線の継続になると見ています。
週明けすぐから、現在高値の161円後半を更新して、162円に到達してもおかしくありません。
前回の反発が上昇過程の押し目となっており、強い上昇を見せているので警戒です。
ユーロ単体で見ると、11月14日19時に発表されるGDPが注目度の高い指標です。
ただし、改定値の発表ということもあり、市場の反応は冷ややかになるかもしれません。
基本的には上目線の相場ですが、強い上昇が続いたことで調整が入る可能性もあるので注意してください。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/USDは、週初めにすぐ高値を更新しました。
前の週に米ドル売りで急騰していましたが、再度上昇の相場が意識されています。
しかし、高値更新後はすぐに反発をして週末にかけて下落しています。
週末にかけては米ドルの買いが影響したと考えて良いでしょう。
一時的にユーロ買いの影響で反発する場面はありましたが、高値を切り下げている相場です。
安値は1.06624あたりの価格帯で数回の反発を見せており、見方によっては高値圏でレンジを組んでいたと言えるでしょう。
今週のポイント
EUR/USDは、高値からの転換をした相場になっていると考えられます。
今週は、1.06624の価格に再挑戦をしてから下落するかどうかが重要です。
ここでも意識されるのは、14日の米消費者物価指数になると見ています。
米ドル起点での相場が考えられるので、指標結果次第で相場の方向性も明確になると考えて良いでしょう。
まとめ
USD/JPY→基本的には上目線だが消費者物価指数次第で下落の可能性あり
EUR/JPY→基本的には上目線の相場だが、強い上昇が続いたことで調整が入る可能性もある
EUR/USD→1.06624の価格に再挑戦をしてから下落するかどうかが重要
11月に入ってから値動きが落ちつく事もなく、活発な動きが続いています。
月末にかけては静かに推移する可能性もありますが、今週は大きな相場変動に警戒していきましょう。
引き続き資金管理に注意して、慎重な取引を心がけてください。