12月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線であるGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
前週には大きく下落していましたが、週末からの流れで調整相場を形成しました。
週始めは日銀の金融政策決定会合で金融緩和維持が決定し、円の売りも進んだ形です。
しかし、週末にかけては下落の力が強まりました。
ドル売りによる影響が強く、結果142円半ばで終値を迎えています。
今週のポイント
今週のUSD/JPY相場は、そこまで大きな動きにならないと考えています。
月曜がクリスマス休暇で米市場が休みとなることから、動くとしても火曜日からであると言えるでしょう。ただし、年末ということで明確な売買は行われない可能性の方が高いと言えるでしょう。
例年通りドル買いが一時的に進む可能性は充分ありますが、流動性低下から狙いにくい相場になりそうです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
円買いとユーロ売りの影響で直近相場では下落の力が強くなっていました。
前週には安値圏でレンジを形成しましたが、今回も大きな変動には至っていません。
週始めには一時的な上昇を見せるも、その後はすぐに反発をしました。
しかし、大きな下落になったわけでもなく、平均値の低い相場で推移しています。
結果、安値圏のレンジ中心である156円後半で終値を迎えています。
今週のポイント
今週のEUR/JPY相場も大きな変動には期待できません。
EU圏が週初めが休みとなるので、円での売買が重要になります。
一時的に決済が集中して変動が大きくなる可能性もありますが、基本的には現在価格付近での停滞が続くと見て良いでしょう。
スプレッド拡大の懸念もあるので、取引は避けた方がよさそうです。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
メジャー通貨の中でもEUR/USDは比較的大きく動きました。
週初めから米ドル売りにより徐々に上昇します。
金曜日には、前回高値を少し上回りますが、その後は明確なトレンドが出ていません。
高値に到達した時間が遅かったことも影響していますが、前回高値付近で終値を迎えています。
今週のポイント
EUR/USDは、年末ならではの下落傾向に進む可能性があります。
クリスマス明けの火曜日以降に動くと考えて良いでしょう。
ただし、下落とは言っても他通貨のように平均値自体は小さい推移である可能性が高いです。
大きなpips幅には期待できないので、基本的には狙わない方が良いでしょう。
まとめ
USD/JPY→ドル買いによる上昇の可能性も、平均値は低く推移すると予想
EUR/JPY→現在レンジの継続
EUR/USD→一時的な下落には期待できるが、大きな動きは見られない可能性
いよいよ、残すところ今年も1週間ですが、クリスマスや年始の関係から、各通貨で停滞した動きになりそうです。
あまり積極的には狙わず、来年の戦略立てに時間を割いていきましょう。