1月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
年始から強い上昇相場でしたが、高値圏で停滞する結果になりました。
懸念されていた日銀の政策や米GDPでは、それほど大きな動きに至っていません。
価格動向を見ると、1月23日に一度高値への挑戦を見せています。
しかし、前回高値の148.6あたりが強く意識されており、結果反発を見せています。
また、その後は安値を更新する場面もありましたが、転換とはならず再度上昇傾向です。
週末にかけては円売りが強まっており、ドル円相場を押し上げた形です。
今週のポイント
今週も引き続き高値圏での推移が続くと見ています。
しかし、今週は金曜日に雇用統計があるので、金曜日までは目立った動きに期待ができません。
また、水曜深夜のFOMCでも大きな動きがあると考えられるのでこちらも警戒です。
投資家達が様子見に入って流動性が低下する可能性もあるので注意です。
基本的には上目線ですが、指標結果次第になるので、ファンダ的要素が多いことから、今週はより慎重に見ていきましょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
EUR/JPYも他のクロス円と同様に、高値での停滞が続きました。
円での影響も大きかったと言えるでしょう。
週を通してユーロでは売り勢力が強かったこともあり、高値圏で安値の切り下がりを見せています。
ECBでは政策金利で3会合連続の据え置きとなっており、利上げサイクルの終了と捉えた投資家がユーロを売った影響と考えられます。
しかし、円での支えがあったことから、極端に強い下落ではなく、最終的には160円台で終値を迎える形となっています。
今週のポイント
今週のEUR/JPY相場は、現状の安値切り下げが継続してもおかしくないと見ています。
円での動向は重要になってきますが、ユーロの売りが継続すると見て良いでしょう。
直近では、159円後半の価格を下回ってくるかが重要になってきそうです。
ただし、強い下落や大きな値幅に期待はできないので、仮に下落しても細かく決済する方法が適しているのではないかと考えられます。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
前の週は安値圏でのレンジであったため、大きな変動を予想しました。
平均値自体は大きくなっていますが、結果的に目立ったトレンドは出ていません。
前の週に比べてレンジの高安値となる幅が拡大しただけです。
ユーロでは売りの強い相場でしたが、米ドルの動きが不安定であったため、ラインブレイク後はダマシとなってすぐに反発をしています。
結果、前週の安値ライン付近で終値を迎える形となりました。
今週のポイント
今週のEUR/USDは、下目線での相場を予想しています。
直近安値である、1.0812あたりを下抜けしてくればチャンスになるでしょう。
短時間での強い下落ではなく、週末にかけてじわじわと下げてくるのが理想です。
ただし、FOMCや雇用統計により米ドルでの変動は避けられないため、そこまで強気で分析するポイントではありません。
まとめ
USD/JPY→上目線継続予想も指標結果次第。
EUR/JPY→ユーロ売り継続による下目線。159円後半の価格を下回ってくるかが重要。
EUR/USD→直近安値である、1.0812あたりを下抜けしてくれば下落のチャンス。
今週は、1月の終了と2月開始が重なります。
重要指標も多いので、指標後の変動でロスカットされないような資金管理が重要になってくるでしょう。