今回のテーマは・・・
『FXの取引時間は何時から?市場が動く時間帯や基礎知識を知っておこう』です。
このテーマを読むことで・・・
- FXの各時間帯ごとに為替相場
- 3大市場の時間帯における特徴
これらを手に入れることができます。
FXを始める前にこの記事を読むことで、各時間帯ごとの為替相場の特徴が理解することができるようになり、値動きの予測ができるようになります。
それでは、これから具体的なお話に入っていきます。
まず最初に「FXの各時間帯ごとに為替相場」です。
FXの各時間帯ごとに為替相場
取引を開始する前にまずは、自分のトレードする銘柄の選定を行わなくてはいけません。
その後、自分の選定したペアの取引可能な時間帯把握して行く必要があります。
時間帯ごとにそれぞれの値動きの特徴や値動きしやすい通貨ペアが存在しています。
時間帯ごとの値動きを踏まえてトレード戦略を立てていくことで値動きの予想が立てやすくなります。
ここでは時間帯ごとの特徴や通貨ペアをまとめていきます。
為替市場の1日の主な流れ
朝5時にオセアニアのウェリントン市場からスタートします。
その後、『東京市場→ロンドン市場→ニューヨーク市場』の順に時間帯ごとに西に向かって取引の中心地がシフトしていきます。
FXでは為替市場の取引の中心になっている都市やエリアごとに
- 8〜15時:オセアニア・アジア時間
- 16〜21時:欧州時間
- 21〜6時:ニューヨーク時間
というような時間で分けられることが多いです。
外国市場の取引高は欧州とニューヨーク市場だけで全体の50%以上を占めると言われています。
為替市場の取引に参加しているのは個人のトレーダーだけではなく、各時間帯ごとに世界中からいろいろな人(ヘッジファンド*・機関投資家)たちが為替相場に参戦しています。
ヘッジファンド*あらゆる取引手法を駆使して、相場の上げ下げに関係なく、投資のプロが運用する仕組み
その影響を受けることで、それぞれの時間帯ごとに値動き特徴や動きやすい通貨ペアが現れます。
それぞれの時間帯でどのような人が参戦してどのような値動きをしているのか詳しく解説して行きます。
3大市場の時間帯における特徴
ここでは各時間帯ごとの特徴についてまとめていきます。
【8〜15時:オセアニア・アジア時間】
オセアニア、アジア時間では取引高の高い指標が動いていないため市場参加者が少なくボラティリティ*が低くなりやすい傾向があります。
ボラティリティ*価格変動の度合い
日本が昼の12時ならニューヨークや欧州は夜中の4時頃に当たるので必然的に取引高は減少してしまいます。
ヘッジファンドや機関投資家のような投機筋(投機目的)の参加者はまだ市場に参戦していない時間帯です。
どちらかと言えば、輸出入業者のような日々の実需に基づいた取引がメインで行われる時間帯です。
AUD(オーストラリアドル)、NZD(ニュージーランドドル)、JPY(円)が関与している通貨が比較的活発に値動きする事が多いです。
これらの通貨がこの時間に動く要因としては
- 各国の経済指標や政策金利の発表を集中している
- 中国の経済状況によって左右されて豪ドルが売買される
- 市場がリスクオフ傾向で円買いに動きやすい
オセアニア・アジア圏の経済指標発表など相場を大きく動かす要因がなければ、相場は変化しにくいと言えます。
また、市場参加者も少ないため突発的な値動きも起こりにくいので「トレンドフォロー*」や「レンジ相場*」が継続することが想定されます。
トレンドフォロー*これまでの相場の流れ通りに継続する状態。上昇傾向なら上昇傾向が継続する
レンジ相場*一定の変動幅の中で価格が上がったり、下がったりを何度も繰り返す状態
【16〜21時:欧州時間】
中東やEU圏内の投機筋が参加してくる時間帯のため値動きは活発になりやすいです。
特にEUR(ユーロ)、CHF(スイス・フラン)、GBP(ポンド)の通貨の値動きが活発になります。
これらの通貨がこの時間に動く要因としては
- 各国の経済指標や政策金利の発表を集中している
- EUの離脱関連の報道でEURやGBPが売買される
- 市場がリスクオフ傾向でCHFが買われやすい
また、投機筋の参戦により、オセアニア・アジア時間に比べて、ボラティリティが非常に上がりやすい傾向にあります。
欧州時間は相場の変化や「トレンド転換*」が起こりやすい時間帯です。
トレンド転換*上昇傾向にあった相場が下降傾向に変化するもしくは、下降傾向にあった相場が上昇傾向に変化する
【21〜6時:ニューヨーク時間】
欧州時間の投機筋に加え、アメリカの投機筋が参戦してくる時間帯ため市場の値動きは最大化していきます。
アメリカからの市場参加者が参戦するため特に、USD(ドル)、CAD(カナダドル)の通貨の値動きが活発になります。
これらの通貨がこの時間に動く要因としては
- 各国の経済指標や政策金利の発表を集中している
- 米中貿易摩擦の報道でUSDが売買される
- アメリカの地政学リスク動向変化でUSD売買される
ニューヨーク時間の中でも特に21時から26時の時間帯の場合は、欧州市場とニューヨーク市場が共に開いている状態のため最も取引量が活発になる時間帯です。
短時間でトレンド形成されやすいので、短時間で大きな値幅を狙いやすいので時間をかけずに大きく利益を狙いたい方はこの時間帯に取引するのがおすすめです。
(例)トレンド
まとめ
ここまでが『FXの取引時間は何時から?市場が動く時間帯や基礎知識を知っておこう』です。
今回は・・・
- FXの各時間帯ごとに為替相場
- 3大市場の時間帯における特徴
というテーマでお話させて頂きました。
今回は各時間帯ごとの値動きの特徴をまとめましたが、相場が変動する要因は毎日変化しますし、毎日必ず同じ値動きになるとは限りません。
大事なのは時間帯ごとの特徴を理解して相場の動きを見ることです。
最初は為替市場の1日の流れを意識して取引を始めてみてください。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。