今回のテーマは・・・
『リスクリワードレシオとは?計算方法を知って勝率を上げる方法』です。
このテーマを読むことで・・・
- リスクリワードレシオ計算式を活用する
- リスクリワードレシオと勝率の関係性
- 自分のトレード収支をマイナスにしない方法
これらを手に入れることができます。
FXを始める前にこの記事を読むことで、計算方法を習得し、バランスの取れた負けない取引ができるようになります。
それでは、これから具体的なお話に入っていきます。
まず最初に「リスクリワードレシオ計算式を活用する」です。
リスクリワードレシオ計算式を活用する
リスクリワードレシオとは利益確定幅と損切り幅のバランスのことで日本語に訳すと、損益率とも言います。
リスクリワードレシオ計算式
リスクリワードレシオ=勝ちトレード平均利益÷負けトレード平均損失
計算の値が「1」を境にして良し悪しを判断することが可能です。
計算の値が1未満であれば損大利小、1よりも大きい場合は損小利大という風に分別されます。
例
平均利益のpipsが20で平均損失が10pipsの場合
20÷10=2
1≦2
1より大きいので損小利大のトレードができています。
次はpipsではなく、金額でリスクリワードレシオを算出していきます。
平均利益が15,000円で平均損失が18,000円の場合
15,000÷18,000=0.83
1≧0.83
1より小さいため損大利小のトレードをしてしまっていることになります。
つまりあなたのリスクリワードレシオの値が1より大きければ大きいほど、リスクリワードレシオの高い取引ができているということになります。
リスクリワードレシオの数値を高めるためにするべきことはシンプルです。
損切りの幅を小さく設定し、狙う利確幅を大きく設定することです。
過去にこちらの記事でもリスクリワードレシオについて触れておりますので参考にしてみてください。
リスクリワードレシオと勝率の関係性
リスクリワードレシオを語る上で勝率との関係性は切っても切り離せません。
- 勝率が高い手法は獲得できるpipsは少なくなります。
- 勝率が低い手法は獲得できるpipsは多くなります。
pips(ピップス)とは、為替レートが動く時の最小単位のことです。
なぜこのようなことが起きるのか説明していきます。
※縦軸1メモリあたり10pipsとする
赤丸で囲まれている箇所で買いのエントリーをしたとして、利確目標を直近の高値の黄色のラインに設定したとすると、狙いに行く幅はおおよそ15pipsくらいです。
実際のレートは更に上がってきているため黄色の破線部分まで狙いにいったとすると、45pips位になります。
15pipsと45pipsを狙う場合では明らかに45pipsを狙いに行くほうが難易度が高くなるわけです。
毎回45pipsも変動するという保証はありませんので、大きなpipsを狙いに行くほうが当然勝率は低くなります。
ということは「リスクリワードレシオが高くなると勝率は下がる」「リスクリワードレシオが低くなると勝率は上がる」ということになります。
初心者の方で高勝率かつ高利益を狙いに行く方がいらっしゃいますが、再現性も非常に低く資産を失ってしまう可能性も高まるため注意してください。
自分のトレード収支をマイナスにしない方法
自分のトレード収支をマイナスにしないためには、リスクリワードレシオに対してどのくらいの勝率を求めていく必要があるのか知っておく必要があります。
上記のことを総じて「損益の期待値をプラスにするために必要となる勝率」と言います。
※「損益の期待値をプラスにするために必要となる勝率」は長いので今後は『必要な勝率』で統一します。
必要な勝率は、リスクリワードレシオを用いて以下の式で計算することができます。
必要な勝率 = 1 ÷ (リスクリワードレシオ + 1)
例
リスクリワードレシオを1.0とすると、必要な勝率は0.5、つまり50%と計算できます。
リスクリワードレシオをコントロールするためには、利確目標の幅と損切り幅のバランスを取ることが重要です。
また、利益の場合はその日のボラティリティによっても大きく左右されやすい部分なので思うようにコントロールのは非常に困難です。
リスクリワードレシオをコントロールする上で最もコントロールしやすいのは損切り幅です。
損切り幅を調整して、損益をプラスにできるように対処していきましょう。
ここまでが『リスクリワードレシオとは?計算方法を知って勝率を上げる方法』です。
まとめ
今回は・・・
・リスクリワードレシオ計算式を活用する
・リスクリワードレシオと勝率の関係性
・自分のトレード収支をマイナスにしない方法
というテーマでお話させて頂きました。
大事なのはコントロールできる範囲内でリスクリワードをコントロールすることです。
最初は自分のリスクリワードレシオを把握するところから始めてみてください。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。