ドル急騰!140円台突入!【9月5日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

8月最終週と9月初週の重なった1週間の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY               

USD/JPY1時間足の様子です。

8月26日金曜にジャクソンホールにて、パウエル米FRB議長が「米ドルの利上げ継続を示唆」した影響もあり、週の始めからドル買いが強く進行しました。

月曜の朝からどんどん上昇を決めています。その後、一時的に高値圏でレンジを形成していましたが、9月1日にかけて再度上昇しました。

結果、24年ぶりの円安水準となる140円台にまで突入を見せており、大きな混乱を招いた相場です。

週初めはドル買いの強さが目立ちましたが、週後半にかけては円売りの力が見られました。

金曜の雇用統計も意識された相場ですが、そこまで大きな変動はなく、若干のドル買いが継続して終値を迎えています。

 

今週のポイント

日米金利差の拡大が今回の円安ドル高水準を形成しました。

ファンダ要素で長期的に見ると、米経済の懸念や調整相場の可能性などを含めて、そこまで強い伸びはないものと考える市場関係者が多いです。

しかし、テクニカル目線では強気の上昇相場に警戒しなくてはいけません。

上目線は続いており、今週も更なる上昇が起こる可能性も充分に考えられます。

しかし、先週激しく動いた影響から、今週は比較的おとなしく推移する可能性もあります。

高値でレンジを組んで来たら、再度急な上昇トレンドの発生もあり得るポイントです。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足の様子です。

ユーロはこのまま売りの強い相場になるかと予想していましたが、週明けから買いの力が強く見られました。また、週明けには円安の影響もあり、すぐに高値更新を決めた相場です。

週の真ん中では一時的な持ち合い相場を形成していましたが、後半にかけて再度上昇しています。

一旦は価格を下げたものの、円売りの流れが再度加速した結果、上昇過程での押し目として機能した形です。最終的には139円台で終値を迎えましたが、金曜日には一時的に140円の大台を突破することになりました。

 

今週のポイント

EUR/JPY相場に関しても、先週が円売りユーロ買いと強く動いたので、今週は静かな値動きになるのではないかと見ています。

140円~138円後半でレンジを形成するとの予想です。

当然、今週も円安が加速する可能性は充分にあるので注意しておいてください。現在意識される高値ラインが140円後半にありますが、このラインをじわじわとブレイクしてきたら、新たな価格帯での動きになる可能性もあります。

こちらもレンジ期間が長くなってきてからがポイントです。

基本的には、ユーロの買いも落ち着きだすと考えており、円での動向が相場に大きな影響を与えてくると見ています。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

前の週で一時的にトレンドが落ち着いていましたが、今回もレンジが継続する相場になりました。

週の最初は強いドル買いの影響で下落を決めましたが、その分ユーロの買いが強かったこともあり、明確なトレンドには至っていません。

また、週後半にかけて一時的な急落も見られましたが、安値のラインで下ヒゲを付けてすぐに反発しています。

最終的にはレンジの中央付近で終値を迎え、相場の方向性は定まらないままでした。

 

今週のポイント

クロス円とは違いレンジ期間が長くなっているので、最もブレイクのチャンスがあるのではないかと見ています。

レンジの平均値は徐々に大きくなっていますが、週初めに持ち合い相場を形成してきたらチャンスとなるでしょう。

また、相場の方向性は明確でないですが、基本的には下目線が再度継続すると見ています。

安値ラインである0.9899あたりをじわじわと更新してきたらチャンスです。

しかし、少ないローソク足で勢いよくブレイクした場合は、だましとなって反発する可能性もあるので注意してください。

 

まとめ

USD/JPY→一時的に相場が落ち着く可能性、ドルの動きによる急なブレイクに注意

EUR/JPY→ユーロの調整により140円~138円後半でレンジを形成

EUR/USD→レンジ内の平均値が小さくなったら安値更新のチャンス、だましに注意

 

9月からいきなり大きく変動していますが、あくまでも円とドルの影響です。

今週にかけては一時的に落ち着くのではないかと考えていますが、ファンダメンタルズ的な要因で再度荒れ相場になる可能性もあるので、引き続き警戒していきましょう。

 

                                                                                     

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