円安相場再び!トレンド注意【6月19日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

6月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足の様子です。

週初めは特に大きな動きがなく、低い平均値で推移していました。

高値圏で持ち合い相場を形成していた状態です。

水曜の27時にあったFOMCが強く意識されていたと言えるでしょう。

FOMCでは、金利の据え置きとなり一時的に米ドルの売りが強くなりましたが、すぐに反発を見せます。

FRBのタカ派姿勢が買い圧力に繋がった形です。

また、金曜には日銀の政策金利でハト派姿勢が見られ、円売りの加速によって大きく上昇しました。

結果的に、141円後半の高値で終値を迎えています。

 

今週のポイント

今週のUSD/JPY相場は、比較的落ち着いた値動きになるのではないかと考えています。

先週大きく相場が荒れたので、高値圏で停滞すると見ていいでしょう。

基本的には上昇目線ですが、低い平均値で推移するとの観測から、そこまで大きな値幅の獲得が見込めません。

短期で狙うのは難しくなると思うので、慎重に見ていきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

EUR/JPYは前の週に低い平均値でレンジ相場を形成していました。

持ち合い相場からの急騰を見せています。

週を通してユーロの強い買いが見られた事が大きな要因です。

また、週末にかけては円の売りが加速したため、リスクオン相場となり上昇を見せました。

週初めは150円ほどで推移していましたが、結果155円台まで大きく高値更新を見せており、目立った反発が見られない上昇トレンドになっています。

 

今週のポイント

EUR/JPYもまた、今週は平均値が小さい相場になるのではないかと思います。

急騰を見せたため、一時的には利益確定の売りが入り反発する可能性もありますが、基本的には上目線の継続と見ていいでしょう。

2008年以来の高値を付けているので、明確な反発ポイントはつかめない状況です。

ユーロ単体での動きが強いですが、今週は停滞する相場になってもおかしくはないでしょう。

 

EUR/USD


EUR/USD1時間足です。

EUR/USDは持ち合い相場と言うより、週初めから徐々に安値切り上がりの上昇準備をしていました。

週初めからユーロの買いが強くなっていたと考えていいでしょう。

その後は、FOMCによる影響やECBの政策金利の影響もあって一気に高値を更新しています。

週末にかけては値動きが少なくなりましたが、結果1.09あたりの高値で終値を迎えました。

 

今週のポイント

EUR/USDもまた、荒れ相場後の停滞になると考えていいでしょう。

米ドルは売り材料もありますが、引き続き買い材料も多くあるため、ユーロ次第では転換もあり得るポイントです。

上目線を予想することはできず、今週・来週あたりで下落に繋がってもおかしくありません。

下落するとすれば1.0863あたりの14日に付けた高値が強く意識されそうですが、平均値が低い場合はそこまで下落することもないでしょう。

長期的な目線での分析が重要となってきそうです。

 

まとめ

USD/JPY→低い平均値で推移、長期的には上昇目線。

EUR/JPY→低い平均値で推移、長期的には上昇目線。

EUR/USD→ユーロ次第では転換もあり得るポイント。

 

各通貨で荒れたので、今週は落ちついた動きになると考えていいでしょう。

ただし、レンジ内でも比較的値幅は大きくなっているので、小さなトレンドや変動を狙うのには適した相場です。

その分損失のリスクがあることも理解したうえで、資金管理を徹底していきましょう。

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