利上げ観測後退 ドル売りにトレンド転換か【11月27日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

11月4週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

USD/JPY

前の週に大きく下落を見せましたが、今回も週の始めから大きく下落します。

月曜日からすぐドル売りが加速して、21日には一時147円前半までの下落を記録しました。

11月13日には約152円あたりまで上昇していたので、2週間ないうちに約5円ほど価格を下げています。

しかし、安値を付けてからは下降トレンドも継続せず、週末にかけては調整が入る相場になりました。

米ドルの影響というよりは円での売りが加速した相場です。

最終的に149円の半ばで終値を迎えています。

今週のポイント

月末ということで大きな変動には期待できませんが、再度上目線での相場になってきていると考えられます。

円での買い材料が少ない点を考えると、再度高値の方向に伸びてきてもおかしくないでしょう。

しかし、市場ではドル売りの力が強まってきているので、円売りとドル買いによる停滞もあり得ます。

149.7円あたりを更新してくればじわじわと上昇する可能性もありますが、大きな上昇には期待できないので、短期で小さい値幅を狙うのが良さそうです。

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

こちらもUSD/JPY同様に、週初めは下落で週末にかけて転換する相場でした。

クロス円全般で同じような動きになっているので、やはり円での動きが影響を与えた相場であったと言えるでしょう。

直近相場の傾向通りユーロ高の流れは依然として強く、安値を付けたポイントから終値までは約2.5円ほどの上昇幅になりました。

週初めに付けた前回高値である163円台で終値を迎えています。

今週のポイント

今週は、まだ円の影響による上目線の継続と見ています。

直近高値の163円を大きく更新してくれば、再度上昇も見込めるでしょう。

しかし、最高値である164.3円台の更新は月末相場という性質上見込めないです。

更新するとすれば12月4日の週に入ってからの動きになると見ています。

挑戦止まりで現在価格での停滞になる可能性も考えておきましょう。

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/USDは高値圏で停滞する相場になりました。

週初めにはドルの売りとユーロの買いにより一時的な上昇を見せる場面もありましたが、その後は大きく下落しています。

しかし、直近の安値まで届かず手前で下ヒゲを付けてからは再度上昇しました。

週末にかけての上昇はユーロの買いが強く影響したと言えるでしょう。

しかし、全体を通しての大きな動きはなく、結果レンジを組んだ状態での推移です。

今週のポイント

今週は、まだ上昇目線での相場になると考えています。

ユーロ買い、ドル売りの流れが継続する可能性もあり、1.0964あたりの高値を更新してもおかしくはないでしょう。

ただしこちらも月末相場ならではの平均値が低い相場になる懸念があります。

仮に更新してきたとしても、大きなトレンドには期待できません。

まとめ

USD/JPY→149.7円あたりを更新してくればじわじわと上昇する可能性もあるが、大きな上昇には期待できない

EUR/JPY→上目線だが、最高値である164.3円台の更新は可能性として低め

EUR/USD→1.0964あたりの高値を更新しても大きなトレンドは見込めない

今週は金曜日から12月のスタートですが、雇用統計は翌週になるので注意してください。

年末に入ってくるので、不安定な相場変動に警戒して引き続き取引をしていきましょう。

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